164 後遺症(トラウマ)
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んだよ!」
一方、みきえを庇ったみどりは小倉から顔面を殴られた。
「吉川さん!」
みどりは鼻血を出していた。
「ウエッ、今度はてめえの番だ!!」
小倉はみきえの顔を殴った。そして彼女の腹を蹴った。みきえが呼吸できなくなる。
(こんな時に倉山さんや麹江さんがいれば・・・)
みどりはそう思ったが、都合よく倉山や麹江が現れるわけがなかった。
一方、堀はいじめの恐怖を思い出して動けなかった。
(ごめんね、私の代わりに・・・。みきえ、藤木君、吉川さん・・・)
しかし、藤木が熊谷の靴を取りあげた事ではっとした。あれがないと藤木は大会に出られなくなる。このまま自分はトラウマにとらわれて見ているだけでいいのか。そんな時、笹山の見舞いに行った時、その時の彼女の言葉を思い出す。
《堀さんも負けないで・・・》
堀は思いきって走り出した。
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