164 後遺症(トラウマ)
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
のは僕の学校のクラスメイトだ!!」
「ええ!?」
みどりとみきえは驚いた。
「大変!止めないと!あれ、こずえ・・・?」
みきえは堀が体が震えて動けなくなっている事に気付いた。
「堀さん、どうしたんだい?」
みどりは二人にある真相を伝えることにした。
「藤木さん、みきえさん!実は堀さんは、学校であの人達にいじめられていたんです!!」
「ええ!?」
「あの二人が堀さんを・・・!!」
藤木はさらなる怒りが込みあがった。そしてその現場へと近づく。今までの彼なら怖いと思って逃げるという卑怯な行為に出ていただろう。しかし、自分を不幸の手紙の地獄から救ってくれた女子をこんなトラウマを与えるくらいにいじめた事に対する怒り、そしてリリィに笹山と卑怯を治すという約束をした事もあり、見過ごすわけにはいかなかった。
「堀さん、ここは私達が行きますので安心してください!」
「そうだよ、無理しないでいいよ」
みどりとみきえも藤木について行った。
「君達、僕の友達に何をした!?」
藤木は小倉と熊谷に文句を言った。
「ああ!?なんだおめえは!?」
「この人は私の友達です!!」
みどりとみきえも現れた。
「ウエッ、吉川か。んだそいつらは!?」
「私は堀こずえの転校前の友達!あんた達、こずえをいじめていたって!?ふざけんじゃないよ!!」
みきえはまず小倉に、そして熊谷に平手打ちをした。
「なんだ、この野郎!?」
「ウエッ、堀の友達だってよ!熊谷、やっちまおうぜ!」
「や、やめろ!!」
「だめだよ、藤木君!ここで喧嘩して怪我したら大会に出られなくなっちゃうよ!!」
みきえは藤木を止めようとした。
「で、でも見てるだけなんてそんなのできないよ!!」
小倉と熊谷がみきえに襲いかかる。
「みきえさん!!」
みどりが決死の覚悟で小倉に頭突きした。
「この、泣き虫野郎・・・!!」
熊谷がみどりを蹴ろうとする。藤木も動かなければと持っていたスケート靴で熊谷を殴った。
「うう・・・」
河川敷に落とされたたかしと城ヶ崎はやっと立ち上がった。
「西村君っ、大丈夫っ!?」
「う、うん・・・。タロとベスは・・・?」
タロとベスは道路で二人に向かって悲しげに吠えていた。そして道路では三人の男女が二人組の男子と対抗している。
「あれは藤木?そしてあの子は・・・?」
城ヶ崎は一人の女子は知らなかったが、別の女子は知っていた。
(あの子は確かっ・・・!!)
「てめえ、ふざけんじゃねえぞ!」
熊谷が自分をスケート靴で殴った藤木に飛びかかった。
「スケート靴なんか使いやがって!卑怯な奴だな!」
「う・・・」
熊谷は藤木のスケート靴を取りあげた。
「か、返せ!」
「嫌だね、こんなので殴る方がわりい
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ