機動戦士ガンダム
2098話
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る。
「その辺についても決めておく必要があったな。取りあえずマクロス世界に注文して、それ以外に何か欲しい動植物とかがいたら、それぞれ別個の世界に注文するって形でいいんじゃないか?」
マクロス世界はこれまで幾つもの移民船団を作ってきただけあって、その手のパッケージングもしっかりとしている筈だ。
それで足りない分を他の世界から連れてくれば、ある程度は何とかなるだろう。
クレイドルは北海道以上の大きさだから、かなりしっかりと準備をする必要があると思うが。
「クレイドルみたいなのを使うのは、私達にとっても初めてだから……セイラ、その辺はどうする?」
「そう、ね。……一般的……いえ、どうせなら私達の世界にいないような動植物の方がいいと思います」
「姫様!?」
マリューの問いに対するセイラの言葉が予想外だったのか、ラピスと何やら話していたラルが驚愕の声を上げる。
まぁ、いきなりUC世界にはいない動植物を……と、そう言い出したのだから、その気持ちも分からないではないのだが。
「ラル、落ち着きなさい。ルナ・ジオンという国を建国しても、そこに人が集まらなければどうしようもありません。ましてや、クレイドルの広さを考えればダイクン派や私に賛同するだけの人では絶対的に国民が足りなくなるのは確実です」
「……だから、異世界の動物や植物を、と?」
ラルのその言葉に、セイラは頷く。
「未知の世界の動植物。ジオン公国にいる者達だけではなく、他のサイドの住人や……それこそ地球からも移住の希望者を見込めます」
移住してくるのは、戦争に嫌気が差した者も多い筈だ。
特にシャドウミラーの力を示した後であれば、連邦軍やジオン軍でもこちらに手を出しかねるというのを理解し、その手の移住希望者が増えるのは確実だった。
そんな中で、より多くの人を集める為にセイラが選択したのが、異世界の動植物。
もっとも、基本的にホワイトスターが繋がっているのは地球だ。
異世界という意味では、門世界もあったが……もう通じてないしな。
そうである以上、基本的に地球以外の動植物となると、マクロス世界からの動植物が多くなる筈で、そこまで大騒ぎするような事にはならないと思う。
そんな風に考えつつ、俺はクレイドルについて……そしてルナ・ジオンについての話を進めるのだった。
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