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モンスターハンター勇次郎
六章『シンクロニシティ』
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「ていうか、列さんアメリカじゃなかった?」


「ちゃんと許可はおりている。心配ない」


「ま、それはともかくだ。・・・あの山にはなにがあると思う・・・」


本部が言う。3人はそれぞれ悩んだ。


「・・・魔境・・・かな」


「おもしろい表現だな刃牙さん・・独歩さんは?」


「・・・虎の穴かな?」


「虎殺しが言うことか。それくらい大したことはないらしいかな」


「なーに、オイラだって虎が群れつくったら俺でも難しいよ」


「冗談がうまいことよ。ところで、列さんは?」
〈ジョウダンジャネェノニ

「・・・・・・・・




異世界」


「お〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・どうやら皆さん、なにかあり得ないものを感じてるらしいなぁ」


「そういう本部さんは?」


「・・・・・そりゃあ・・・最高の、修行場?」


「修行場かぁ・・・・軍人相手ならちょうどいいんじゃねぇか?アンタなら」


「なに言ってるんだか独歩さんは。私はその先にあるもののとこだ」


「ですよね〜〜〜〜〜〜〜(笑)」


そんな一見和やかにみえる会話。その会話にひとつの車のエンジン音が混ざる。


「おっ、あっちから気付いたっぽいな」


「なんだ、車の音でわかるのか刃牙さんよ」


「闘技場に行くときいつも乗ってるからね、慣れちゃった」


公園の前で止まるリムジン。そこに一人の老人が降りた。





「やっぱり気付いておったか。お主達よ」




先程紹介した老人、徳川光成である。


刃牙達は、さっきまでの会話を簡潔に話す。


「ほー・・・それはまた、シンクロ・・・なんじゃったか?」


「シンクロニシティだろ、学校に来たときそう言ってたじゃん」


「おお、そうじゃったな。まぁええわ、ここでもなんだから車に乗るのじゃ




秘密の世界へ案内しよう」



「へぇ・・・」


「・・・・・」


「ふむ」





「あっ、ちなみにじゃが」


「ん?」















「勇次郎はとっくに入っとるからの(笑)」



「・・・・・・マジかぁ・・・・(汗)」






━━━━━━━━━━━━━━━━━━━






ベルナ村、龍歴院集会場。


その場にいる狩人、受付嬢、研究員問わず、ほぼ全ての人物が謎の恐怖を味わっていた。


新米、中堅あたりの職人たちは本当になにかがわからず動揺するなか、一部のベテランはある気配を感じとる。
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