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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica16-C犯罪者狩り〜Traitor ? 1〜
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らの攻撃。ガトリングガンの代わりショットガンの銃口がこっちに向けられた。

「レイジングハート!」

砲撃魔法をスタンバイして、散弾が発射されてシールドに着弾した瞬間に、「セルゲフ二尉、出ます」と伝えて、彼の後ろから離脱。急上昇して、魔力弾の迎撃をし終えたばかりのギルへと向けて、砲撃と射撃の多弾攻撃「ストライクスターズ!」を放つ。砲撃は真っ直ぐギルへ向かい、魔力弾8発は一度広がってから砲撃を追うように向かう。

(迎撃に使えるのはスナイパーライフルとレールガンのみ。でもすでに迎撃できないところまで懐に入った!)

着弾。そして派手な魔力爆発が起きて、一切の攻撃がやんだ。セルゲフ二尉と一緒に反撃を警戒していたけど、白煙が晴れてギルを視認したことで警戒を解いた。背中から武装が外れていて、彼女は横向きに倒れ伏していた。

「割りと簡単に倒せたっすね・・・」

「簡単ってわけでもないよ。セルゲフ二尉の防御力があったからこその、真っ向からの撃破だから」

――レストリクトロック――

私の持つバインド系でもっとも拘束効果の高いレストリクトロックでギルを捕らえる。セルゲフ二尉がそれを確認すると、ギルの元へと歩み寄っていった。そして「どんな顔してるんすかね〜」って仮面を外し、目出し帽に手を掛けた。一気に脱がされた目出し帽の中身を見て、「え・・・?」私は目を丸くした。セルゲフ二尉も「あれ? この子・・・!」って絶句。

『第5班。そちらはどうか?』

ヴィータちゃんからの通信が入る。でも応じられない。目の前に倒れてるティアナの姿に、私の頭の中は混乱してるから。そんな私に代わってセルゲフ二尉が「こちら5班。狙撃手1名を確保」って沈んだ声で応じた。

『お手柄です!』

「ありえない・・・こんなの・・・」

ヴィオラさんからの賞賛に応えることなく私は「ありえないよ・・・」って繰り返す。そんな私の様子をいぶかしんでくれたらしいヴィータちゃんが『なの――高町班長・・・?』って不安そうに名前を呼んだ。セルゲフ二尉がモニターのカメラをティアナの元へと移すと・・・

『んだよ、これ・・・! ティアナ・・・!?』

ヴィータちゃんもまた驚きを見せた。私の見間違いなんかじゃないことが証明された。かつての教え子が、犯罪集団である最後の大隊のメンバーになっていた。ううん、やっぱりありえない、こんな事。

「き、きっと洗脳とかされているんだよ、ヴィータちゃん・・・!」

『そ、そうだよな! でなきゃおかしいよな!』

私とヴィータちゃんは自分にそう言い聞かせるしか出来なかった。そんな私にヴィオラさんは『とにかく、彼女を連行しなさい』って指示した。そうだ、確保してしまえば後でちゃんと調べられる。

「了解です。・・・5班、こ
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