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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica16-C犯罪者狩り〜Traitor ? 1〜
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い仮面持ち。ショットガンを構えて、その銃口を私たちに向けた。セルゲフ二尉が「突撃します」って私の前に躍り出て、左手に携える盾を構えつつギルへ向かって突進。私はセルゲフ二尉の後ろに続き、“レイジングハート”をエクセリオンモードへと変形させる。
「シューット!」
――ブラストディセミネーター――
「ロイグネンシルト!」
盾と重なるように展開される大きな桜の花びらのような魔力シールドに、ギルの放った散弾が着弾して魔力爆発を起こした。本当にとてつもない威力。シールド越しに伝わる衝撃と熱波に、こんな武器を作り、使用させる最後の大隊に恐ろしさを感じる。
「このまま行きます!」
でもセルゲフ二尉のシールドと盾は強固で、ヒビ1つとして入らない。何せセルゲフ二尉の防御力は、教導隊の中で一番を誇る。私のシールドでは防げなくても、セルゲフ二尉なら防ぎきれる。黒煙の中を突っ切って、そのままギルへと突っ込む。
「な・・・!?」
無傷で突破してくるなんて思わなかったのか、ギルは若干あわてた様子でショットガンのトリガーを引こうとしたけど、それより先にドン!と轢かれた。吹っ飛ばされて倒れ付したギルの真上を通り過ぎる中、私はカートリッジを1発ロードした“レイジングハート”を彼女へと向ける。
「エクセリオンバスター!」
そして放つ砲撃。ギルは手にするショットガンを盾にした上でミッド魔法陣のシールドを展開した。ふと、その魔力光が気になった。オレンジ色。魔力光は人それぞれとはいえ、同じ色を有する魔導師なんて数多く居る。でも・・・。
「そんなまさか・・・」
私の砲撃をシールドで防いだギルに、かつての部下だったティアナの姿を幻視する。でもそれはティアナに対して失礼な事だって、かぶりを振って掻き消す。とそこに、ギュイィーンと機械音が聞こえてきた。
「セルゲフ二尉! 反転急いで!」
「了か――」
セルゲフ二尉が言い終るより早く、白煙の中から真っ白な魔力弾(魔力光が2種類、か・・・)が何十発と連射されてきた。間違いない、あのガトリングガンによる攻撃だ。でも反転は間に合ったおかげで、無防備な背後に集中砲火を受けずに済んだ。
「なんていう連射! なんていう物量! 班長!」
「一度後退を! 足を止めたら他の火器に狙い撃ちにされる!」
「了解っす!」
ガトリングガンからの猛攻でさえも防ぎきれるセルゲフ二尉の防御力に感謝しつつ、私たちは急いで後ろへ下がる。
「アクセルシューター・・・シューット!」
弾幕の中、私は誘導操作弾を12発と一斉発射。回り込むような射線を取ることでガトリングガンの迎撃から逃れる。ギルはガトリングガンとアサルトライフルによる弾幕で迎撃を行おうとした。わずかに途切れる彼女か
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