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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica16-C犯罪者狩り〜Traitor ? 1〜
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†††Sideなのは†††

航空戦技教導隊の任務として訪れた第4管理世界カルナログは首都ケラノス。そこで魔導端末の研究・開発を売りにしてるメーカー、バルケッタ・インダストリーからの依頼のため、10番隊まである教導隊の内、私が率いる5班と、先輩であるヴィオラさんが率いて、ヴィータちゃんが所属する2班が赴いていた。

「こんなところにまで・・・!」

それは突然起きた。2班のところの技術者さんの1人が、最後の大隊のメンバーによって殺害された。始めは狙撃、次いで新手による斬首。斧を持った仮面持ちは2班が担当してくれることになって、私たち5班は狙撃手の確保を請け負った。

――スナイプレールガンVersion 2.0――

私たちの追ってる狙撃手とはまた別の長距離狙撃が行われた。狙撃されたのはある開発棟で、爆発の後に悲鳴が建物の中から次々と上がり始めた。私が任されてる5班は、私含めた教導官が4人、事務官1人の構成になっていて・・・

「ボレル二尉、アルド事務官は狙撃された開発棟へ! バーネ一尉、アハテー二尉は、ヴィオラ班長のサポートを! セルゲフ二尉は、私と来てください!」

「「「「了解!」」」」

『了解です!』

そんな同僚(とはいっても、みんな私より年上だけど)に指示を出す。私とセルゲフ二尉は狙撃手の元へ向かい、その姿を視認する。女性の仮面持ちで、背中には後光のような機械の輪を背負い、両肩、両脇に位置する箇所から4本のアームが伸びていて、右肩にはスナイパーライフル、左肩には銃身の長いアサルトライフル、右脇にはガトリングガン、左脇にはレールガンが取り付けられていた。そして手には大砲のように長い、銃口が三角形状に3つあるショットガンが1挺。銃火器のフル装備だ。

「これは・・・」

「まずいっすね。狙撃手はこれまでティーダ・ランスター元一尉だけだったっすけど、あのような他の狙撃手が出てくると・・・」

「うん、これまで以上に被害が大きくなる・・・!」

これまでたった1人からの狙撃すら防ぐことは出来なかった。何せ標的は、局や騎士団から逃げ回る犯罪者。どこに居るとも知れず、護衛することも出来ない。何より最後の大隊は、転移スキルで移動する。そんな後手に回るのが当然かのようになっている現状で、さらなる狙撃手の追加は最悪としかいえない。

「ここで確実に確保します!」

「了解!」

セルゲフ二尉は、管理局に残る数少ない近代ベルカ式の騎士で、ショートソード型デバイスの“ディアローク”、長ひし形の盾型デバイスの“ヴァイガーン”っていう2つのデバイスを使う。前衛と中後衛になる私とは相性が良い。

「管理局員の接近を確認! 最後の大隊、ギル! 交戦します!」

ギルっていう名前、もしくはコードネームらし
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