機動戦士ガンダム
2097話
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3人が、それぞれ頷く。
そんな反応を見て、俺は量産型Wについての説明をしていく。
機動兵器のパイロットとしても、一流の腕……いや、それ以上の腕を持つ。
疑似記憶を与える事で、どのような知識でもすぐに学習が可能。
ロットにもよるが、新しいロットの量産型Wは金ぴかの細胞を培養して植え付けているので、通常よりも高い魔力や身体能力を持つ。
生身での戦闘でも、そこそこ――シャドウミラー基準だが――強い。
量産型Wの名前通り、ある程度の速度で量産が可能等々。
「まぁ、そんな訳で、人型のアンドロイドだと思って貰えばそれでいい」
そんな俺の言葉に、ラル、ハモン、コズンの3人は微妙な表情を浮かべる。
「どうした?」
「……いや、自我の類がないアンドロイドと言われても、ああまで人間に近いとな」
「まぁ、アンドロイドってのは分かりやすく説明した言葉で、実際には人造人間という形だしな。ああ、勿論自我の類はない、本当に道具のような物だが」
エキドナのようなWナンバーズを除くと、量産型Wというのは自我の類を持たない。
もしかしたら、この先レモンの研究次第ではそうなる可能性もあるが……極論、使い捨ての消耗品という今の扱いが量産型Wの使い方としてはベストなので、出来れば自我を持つのは特別なWナンバーズだけにして貰いたいものだ。
ラル達は俺の質問に微妙に納得出来ないような、納得したような……そんな感じであったが、ホワイトスターという他国の事に口を突っ込むのもなんなのでと、それ以上は何も言わずに次の場所……交流区画に向かう。
ちなみにこの交流区画ではセイラとハモンが異世界の美容器具や化粧品の類に強い興味を示し、ラルやコズンはネギま世界の住人が売っている簡単なマジックアイテムに興味を示し、最終的には量産型Wの件は綺麗さっぱり忘れられるのだった。
いや、本当の意味で忘れた訳ではないのだろうが。
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