暁 〜小説投稿サイト〜
僕のヒーローアカデミア〜言霊使いはヒーロー嫌い〜
開幕!! 雄英体育祭!!
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
はあっという間にすぎて、

雄英高校にあるいくつもある大きな行事(イベント)の一つ、

雄英体育祭が幕を開けた!

?

満点の青空の下。広大な敷地には数多くの露店も立ち並び、数々のヒーローグッズ等も販売されているが、ここに訪れる者達は、いずれこの露店の商品棚にも並ぶほどのトップヒーローの原石が現れることを期待している。

そんな体育祭だが、今回は前回と違い警備の数が5倍になった。本来なら中止すべきかもしれないが、ヒーローの卵達がプロにスカウトされるかもしれない大チャンスを潰すことは出来ない。雄英の講師陣も苦渋の決断だったはずだ。

警備には、教師であるオールマイトを含めたNo.2ヒーローから、若手のヒーロー達があたっている。

更には、入場検査も前回より厳重になっており、マスコミの行列が出来ていた。 その光景に、

「久しぶりに雄英来たけど、私達の時よりも厳重になってるみたいね」

「ああ、そうみたいだ。まぁ、俺達には関係の無い事だ」

警備の仕事で雄英に来ていた言霊ヒーローのアトノアとカグヤは周囲を警戒しながら歩いていた。 どこもかしこもお祭り騒ぎで心底不快になる二人。

この二人、目立つ仕事に付いていながら、目立つのが大嫌いである。アトノアの方は外面を良くすることは可能だが、カグヤの方は人に関心を持たないため、興味ないことには全く興味なしという態度をとる。

「今回の体育祭で緋奈はトップとれるかしらね」

「知らん。 緋奈の事はお前に任せると言ったはずだ。俺はあいつがどうなろうと興味はない」

「心配しなくていいわね。私達の息子なんだから一位は当たり前よね。できないならその程度の子だったって訳だし」

「そういう事だ。 行くぞ、言葉(ことは)

と、息子に全く興味を持たないアトノアと、期待しているというより1位をとるのが当たり前だと思い込んでいるカグヤは、見回りに戻っていった。

?

一年A組の更衣室。 誰しもが、やる気と緊張が入り交じった面持ちの中、そこに緋奈の姿はない。

「皆!準備は出来てるか!?もうじき入場−−ん? 緋奈君の姿がないが、どこに行ったんだ?」

「アイツなら、もうそろ帰ってくんじゃねえの?」

扉を勢いよく開けて入ってきた委員長の飯田に、上鳴がそう答える。

「帰ってくる? それはどこから?」

「トイレから」

「トイレか。 先程も行ってなかったか?」

「あー、あいつ、緊張で腹が痛いんだと」

「一応聞くが俺がここにいない数分の間、緋奈君は何度トイレに行ったか分かるかい?」

飯田がそう一応と、尋ねる。 というのも、彼がいる時にも緋奈はトイレに行っている。しかも、5回ほど。 オマケに、3分に1回はトイレに行
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ