マメに食べよう!豆料理特集・4
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・酒:大さじ1
・みりん:小さじ2
・醤油:小さじ2
・ゆず胡椒:小さじ1/2
・焼き海苔:1枚
・塩コショウ:少々
・片栗粉:大さじ2〜3
・サラダ油:適量
・大根おろし:適量
・生姜(すりおろし):適量
・貝割れ菜(あれば):適量
・ポン酢:お好みで
「さてと、まずはつくねのタネからだな。春雨、ボウルに挽き肉と枝豆、それと酒、みりん、醤油とゆず胡椒、塩コショウを入れたら焼き海苔も千切って入れて練ってくれ」
「は、はいっ!えぇと、お肉に、枝豆、焼き海苔に……」
「焦らんでいい。確実に、分量を間違えないようにな」
俺はその間に大根おろしを作り、ザルに空けて余分な水気を切っておく。多分だが、このつくねは照り焼きみたいな甘辛な味付けよりもおろしポン酢みたいなサッパリした味付けが合うと思う。……個人的には、だけどな?
「司令官、練り終わりました!」
「んじゃ、それを小判型に成形しよう。今のボウルの中身の分量だと、8〜12個位だな」
「了解です!」
暫くの間、黙々と肉ダネを手に取り、丸めて、軽く潰して形を整える作業が続く。2人並んで作業してると、まるで夫婦のような気さえしてくる。……いや、見た目と身長差を考えると、親娘、か?
「司令官、何か失礼な事を考えてませんか?」
唐突に春雨に話しかけられた。そっちに顔を向けると、む〜っとむくれた顔の春雨が待ち構えていた。
「いや、別に、何も?」
「嘘ですね」
断定された。解せぬ。
「……解ったよ、白状する。こうして春雨と並んで作業してると、父子家庭の夕飯前の一幕みたいだなぁと」
「へぇ〜?そんな事考えてたんですか、『お父さん』?」
「ぶっ!?」
思わぬリアクションに噎せてしまった。
「あら、もしかして『パパ』の方が良かったですか?」
「止めい、お前とか村雨位の娘が言うと本物の娘が言ってるというより水商売のオネーチャンが言ってるみたいに聞こえる」
キャバ嬢とかが太い客のオッサンなんかを『パパ』と呼んだりするが、そんな風に聞こえちまう。山風とかあのくらいに幼く見えればパパ呼ばわりされても何て事は無いんだが……なまじっか年頃の娘に見えるからタチが悪い。しかもそれを本人が解ってやってるから余計にタチが悪い。
「じゃあ私、完全に恋愛対象外では無いんですね」
春雨はホッとしたような、少し悲しそうな顔になる。
「どうした春雨、何かおかしいぞお前」
「………………」
俺が尋ねると、春雨は俯いて黙り込んでしまった。肉ダネの成形も終わったので、フライパンを熱して油を引き、形を整えたばかりのつくねを焼いていく。ジ
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