屋内対人戦
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! 覚悟したまえよ、ヒーロー!」
「そうだよー! 覚悟してねー、ヒーローちゃん!」
完全に敵役になりきっている緋奈と葉隠がジリジリと八百万に近づいていく。
「ぼさっとするな!残り時間もすくねえんだぞ」
縛られて動けない轟が、額に汗を浮かばせ判断に迷う八百万をさらに焦らせる。
「す、すみません!」
八百万は轟に謝って、個性を発動させようとする。だが、焦るばかりで、いま創造すべきものが何か思いつかない。その間にも刻一刻と緋奈と葉隠が捕獲せんと近づいてくる。
「諦めてお縄につきな、ヒーロー」
「痛くしないからねー、ヒーローちゃん」
敵役を楽しんでいる緋奈と葉隠。
「おい、オールマイト。 捕縛されてるやつを助けるのはアリなのか?」
轟は小型無線機で別室にいるオールマイトに質問する。
『もちろんオーケーだ! 実践ではほかのヒーローを救出して協力することもあるからな!』
その返事を聞いた後、
「八百万! お前の個性でナイフを作って、俺のテープを解け! そうすれば俺が何とかする!」
硬直する八百万に向かって轟が叫んだ。
「は、はい!」
その声に硬直していた思考と体が動き、即座にマトリョーシカ型煙爆弾で目くらましをし、ナイフを創造して轟に駆け寄り、確保テープを切り裂く。
「ふぅ。桜兎、葉隠。 第2ラウンドだ」
確保テープから解放された轟はそう告げた。
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