第1章: 桜兎 緋奈
桜兎 緋奈のプロローグ
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こうよ」
「ええ、そうですわね」
緋奈と八百万は離れてからの小中での出来事や昔の思い出話をしながら、入試会場に入った。
中に入ると、既に何百人もの生徒が席に座っていた。
「これって僕達、最後の方?」
「そのようです。早く座りませんと」
「そうだね。 あそこにしようか」
「ええ」
緋奈と八百万は、前髪の両端が長い茶髪のショートボブの少女の隣に腰を下ろした。
そして−−入試の説明が始まった。
?
『俺のライヴにようこそー!!!エヴィバディセイヘイ!!!』
舞台に立つ、サングラスとトサカのように逆立った金髪が特徴の男性がハイテンションで叫んだ。
しかし、それに返す生徒は誰もいない。
寧ろ、引いていた。 因みに、緋奈はと言えば、
「…zzz」
「ひ、緋奈さん!? ち、近いですわ!」
八百万の肩に頭を乗せて熟睡していた。
『こいつはシヴィーー!!!受験生のリスナー!実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!!アーユーレディ!?』
実技試験の内容は10分間の『模擬市街地演習』を行う。
持ち込みは自由。各自指定A、B、C、D、E、F、Gの演出会場に移動。
演習場には『仮想敵』が三種・多数配置されている。
それぞれの「攻略難易度」に応じて、
ポイントを設けてある。
各々なりの『個性』で仮想敵を行動不能にし、ポイントを稼ぐのが目的だ。
最後にプレゼントマイクから雄英の『校訓』をプレゼントされる。
かの英雄ナポレオン=ボナパルトは言った。
「真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者」と。
――― 更に向こうへ Plus Ultra!!
『それでは皆、良い受難を!!』
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