暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2096話
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 コズンが美味そうに水を飲む。
 まぁ、コロニーだと水も空気も無料じゃない……いや、別に地球でだって、空気はともかく水は無料じゃない場所もあるか。

「おい、大丈夫なのか? まだこれから他にもストライクダガーとリーオーの操縦をするんだろ?」
「……分かってるよ。だが、ジオンのザクとはかなり操縦システムが違うんだから、しょうがないだろ」

 若干不満そうに言うコズンだったが、それでも口元に笑みが浮かんでいるのは、MSパイロットらしく未知のMSに興味があるのだろう。
 ともあれ、その後もMSの操縦を繰り返し……結果として、ジンよりはストライクダガーの方が性能が上で、リーオーはその2機種よりも更に性能が上だという事が判明した。
 個人的にはSEED世界での経験から、純粋な機体性能という意味ではストライクダガーが一番下になると思ってたんだが……この辺りはちょっと予想外だった。
 ビームライフルを普通に使える時点で、ジンより多少機体性能が低くても総合的な戦闘力という意味で上になったのは間違いないだろうが。
 もっとも、ジンとザクのキルレシオが1:3、もしくは1:5であるのを考えると、ストライクダガーは……1:2くらいらしい。
 ビームライフルを込みで考えれば、ザクとも互角以上に戦えるらしい。
 ただ、どちらもあくまでも短期決戦での話であって、持久戦に持ち込めばバッテリー機であるジンもストライクダガーもバッテリー切れで負けるとの結論が下されている。
 ザクも、核融合炉を持っているからといって永遠に動ける訳ではない。
 テスラ・ドライブ搭載機でない以上、どうしても推進剤が必要となる。
 この辺り、現在のMSという兵器の限界を示しているといったところか。
 ちなみにリーオーは純粋な性能としてザクよりも上らしい。
 核融合炉で動いているし、ビーム兵器も自由に使え、それでいて機体重量の軽さがザクの10分の1程度となれば、自然と運動性とかに差が出て来てもおかしくはない。
 もっともそれだけ重量差があるとなると、近接格闘ではザクに分があるだろうけど。

「ルナ・ジオンとして活動する以上、当然兵器はジオン軍に頼るような事はなく、自前で用意する必要があるんだが……性能の高いMSを出す訳にもいかないって点が痛いんだよな。いずれはルナ・ジオンで独自のMSを開発はして欲しいけど」
「それは否定せん。ルナ・ジオンで使っているMSを鹵獲されて研究されれば、結果としてジオンのMSの性能が上がってしまうからな。ルナ・ジオン独自のMSは……恐らくMIPを引き込んで、戦後ということになるだろう」

 ぶっちゃけると、それこそザクより性能が圧倒的に低いジンであっても、異世界のMSという事でUC世界のMSとは全く違う設計思想で作られている以上、それを鹵獲されれば
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