巻ノ百四十三 それぞれの行く先その十一
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何でもありませぬ」
「むしろ楽しいですわ」
「こうした大勢を相手に出来ることなぞ滅多にないですからな」
「そうか、見れば皆まだそれ程傷ついておらぬな」
ここで大助は十人全員を見た、見ればどの者も傷を負っているがそれでもどの傷も大したものではなかった。
「まだいけるな」
「はい、では」
「このままです」
「戦いましょう」
「そしてそのうえで」
「今はです」
「殿が来られるのを待ちましょう」
十勇士達にはわかっていた、幸村が生きていることを。それで大助に対しても強い声で言ったのだ。
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