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Knight's & Magic & Carrier 5
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。その隣が弁の操作だ。上に倒せば弁が閉まって源素を貯めれて、下に倒せば弁が開いて源素を放出する」

一通りの操縦方法を説明してからイザベラの時と同じように徐々に加速させていく。自由落下の時は気持ち悪そうにしていたが、スラスターで飛び始める頃には慣れたのか普通にしていた。

「肉体強化なしでは辛いですが、慣れましたね」

「そいつは良かった。軽く操縦してみるか?」

「良いんですか?」

「やばかったらすぐに変わるからな。出来るだけ高々度でやれば交代する時間は十分稼げる」

再びトールギスを高々度まで飛翔させ、機体を安定させた所でシートを譲る。すぐに操縦を代わるためにシートに背後から捕まる。エレオノーラがシートに座り、多少の座席調整を行う。

「いいか、べた踏みはやめろ。ペダルは自動で起き上がったりもしない。シーソーと同じだ。奥を踏んだら手前を踏んで調整。忘れるな」

後ろからちょくちょく注意を促して30分ほどで最低限の機動は出来るようになっていた。これでグリッターファルセイバーも乗りこなせるはずだ。









「キッド、操縦には慣れたか」

トールギスを作ってしまったために空いているツールボックスをキッドに貸出し、空戦の練習をさせている。

「そこそこは。けど、エルやトールみたいにはいかないけど」

「余らせるのが勿体無いからな。そのうち空戦専門騎士団も立ち上げる必要があるな。というわけで団長候補頑張れ、キッド」

「なんでオレが!?エドガー中隊長とかディー副隊長は?」

「あの二人は嫌がったし、中隊の指揮で忙しい。アディがエルと引き離されるようなことをすると思うか?」

「あっ、無理だ。副団長は」

「オレは開発に新基軸が産まれた際の魁をやらないといけないからな。この戦争が終わったら飛空船の時代が来るからそれの準備が必要なんだよ。それに合わせて空戦専門の騎士が必要になってくる。よって繰り上がりでお前が騎士団を率いる必要がある。最初は中隊規模に抑えてやるが、最終的には騎士団を率いることになるはずだ。これはエドガーとディーにも言えることだ」

「そっか〜。今すぐって話じゃないんだよな?」

「少なくともこの戦争に区切りがつくまではこのままだ。だが、空戦に慣れてもらう必要があるからな。ツールボックスは貸しておく。暇ならトールギスに乗ってもいいぞ」

「さすがにトールギスは無理だって。ライフルまで装備して、さらに操作が複雑になったんだろう」

「操作性はともかく速度は慣れてくれ。むしろあれで遅いぐらいだ」

「トールギスで遅いって、どれだけを求めてるんだよ」

「あの3倍は欲しいな」

「3倍!?正気ですか!!」

「正気だよ。とにかく、速度はど
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