Knight's & Magic & Carrier 5
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は解消するだろう。それにしても、このアンモニア臭をどうするべきか。先に戻った方がいいか?だけど、何処に戻ろうと整備員は居るしな。こっそり証拠隠滅してやりたいが、結構難しいぞ。
「強行軍による疲労困憊が理由ねぇ」
鹵獲した黒騎士、ティラントーから資源を調達してレスヴァントをレーヴァンティアに改修している最中にエレオノーラに呼び出された。話の内容は昨日の防衛戦で得た捕虜からの情報だった。
「蓋を開けてみれば大したことはなかったですね。それより、イサドラが引きこもったままなのですが」
「ちゃんとトイレに行っておけと忠告はしたんだけどな。証拠隠滅もかなり頑張ったんだぜ」
「殿方に粗相を見られたのです。仕方ありませんよ。責任をとってイサドラを貰ってあげてください。貰われてもいいですよ」
「何度も言うが、オレは平民なの」
「ですが、友好国の騎士団の副団長で先王陛下、皇太子殿下の信任厚い騎士であり、先進的な技術を持ち合わせた技師でもある。そして、この戦争においても数々の戦果を上げています。十分に爵位を与える理由にはなりますね。伯爵は無理でも子爵ぐらいなら余裕ですね。数も減ってしまいましたしちょうどいいと思いません?」
「思わないから。それより、イザベラが引きこもっているなら誰をコパイロットにするんだ?」
「私が単独でどうにかするか、トールにお願いしようかと」
「それしかないよな。了解した。トールギスの整備は終わってる。あとは、胃の中を空っぽにしてからトイレも済ませてから声をかけてくれ」
「トイレは分かりますが、胃の中を空っぽにするのは何故ですか?」
「加速に慣れていないと胃の中のものが押し出されて気管とかに詰まって窒息死するから」
エレオノーラが顔を青ざめているが事実だからな。半日後には機体に霜が降りるような高度にまで上がっていた。
「これが高度計、こっちが源素量計で白いメモリの部分で滞空出来る量だ。それ以上増やすと上へのベクトルになるが、スラスターを蒸せばそれだけでも飛べる。逆に赤いメモリの部分より下の場合、浮力は発生しない」
「つまり、赤と白の間では機体が軽くなるという認識で間違いないですか?」
「その認識で問題ない。こっちが機体の魔力残存量で、こっちがウィング部の魔力残存量、これがランスの魔力残存量。左のレバーがランスの術式を起動させるレバーで引いている間はずっと発動する。4組8枚のフットペダルは中央が従来の脚部、その外側が脚部のジェット、ウィングのスラスターの調節用、左右のウィングの向きの調節用だ。グリッターファルセイバーはもっと単純化する予定だから安心しろ。このスイッチで源素浮揚器を操作する。上に倒せば源素が供給される下に倒せば供給が止まる
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