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獣篇V
35 二兎を追う者は、疲労感が半端ない。
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こんなん分かる訳…」

_「ハイハイ。」

_「大体オレ任天堂派だしぃ?ねェ、聞いてる?」

_「まぁ、いいさ。辰羅の連中お得意の集団戦術とやらとやりあってみたかったケド、所詮サシじゃ夜兎に遠く及ばない雑兵(ぞうひょう)集団。結果は見えてるもんねぇ。そんな事より、またアイツらに手柄取られちゃったネ。そろそろホントにお礼しにいかなくちゃいけないかなぁ?…侍にィ。」

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