機動戦士ガンダム
2095話
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して、ラルさんを乗せて貰えますか?」
レオンの言葉に、コーネリアは特に困った様子もなく即座に頷く。
「構わん。ジオンのMSがまだ出来たばかりという事は……ザフトのザクではなく、ジン、ストライクダガー、リーオー辺りを用意すればいいな?」
「はい、それで構いません。……では、ジオンのMSと……ラルさん?」
「ザク、だと? ……ああ、いや。何でもない。失礼した。こちらはそれで構わない」
あー、やっぱりザフトにあるザクとかは……後でその辺もしっかり見せておいた方がいかもしれないな。
ともあれザフトのジンとジオン軍のザク。果たしてどちらがどれだけの性能を持つのか、気にならないと言えば嘘になる。
バッテリーと核融合炉という点を考えれば、ザクの方が間違いなく性能は高いんだろうが。
しかもお互いがビーム兵器を標準では装備してないので、攻撃力は動力炉の性能が大きく影響してくる。
いやまぁ、ビーム兵器の出力にも動力炉が影響してきたりもするんだがな。
一応ジンには3発だけのビーム砲はあるが、あんな巨大な武器を持っている状態で戦いになれば、取り回しが悪すぎる。
機体性能の影響で、どうしてもあの巨大なビーム砲を持っていれば動きが鈍くなるしな。
これがザフトのザクになれば、ビーム兵器が使えるから、ある程度ジオンのザクとも互角に戦えるのだろうが。
「そうですか。……それで1つ質問なのですが、ジオン公国でMSを含めて生産可能な会社というのは、どのくらいありますか?」
「ザクを開発したジオニック社、ザクとコンペをしたが空中分解した結果負けたヅダを開発したツィマッド社の2つだな。それと……ジオン公国軍が最初にどのような兵器を採用するのかといった時のコンペで、MIPという会社が宇宙戦闘機を改良したような物を出したらしいが、そちらについては儂は詳しくは知らん。だが最初のコンペに呼ばれただけあって、相応の技術力を持っているのは間違いない。ジオン軍でもMIP社に接触しているという話を、ハモンから聞いた事があるしな」
ハモンがどこから情報を入手したのかは……恐らく、エデンに来た客からだろう。
ラルの仲間以外にも、あそこはジオン軍の軍人が結構顔を見せてるらしいし。
「ふむ、そうですか。……出来ればジオニック社かツィマッド社に接触して欲しかったところですが、この場合はMIP社の方がいいかもしれませんね」
「……どういう事だ?」
ラルの言葉に、レオンはどこか蛇を連想させるような笑みを浮かべて、口を開く。
「MIP社は、ジオニック社とツィマッド社に遅れを取っているのでしょう? であれば、シャドウミラーという存在を……異世界の存在を教えれば、確実に興味を惹けるでしょう。ジオニック社やツィマッド社でも興味は惹くでしょうが
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