機動戦士ガンダム
2095話
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れが、どれだけ凶悪な数々であるのかという事を意味しているのだろう。
まぁ、無理もない。
リーブラ、バルジ、ジェネシス、ピースミリオン、ニヴルヘイム。……ピースミリオン以外は、どれもが戦略級の代物と表現してもおかしくはないのだから。
この中で唯一その分類に入らないピースミリオンも、全長3000m、全高1000mとかなりの巨大さを持ち、その上でデュオのデスサイズ……いや、デスサイズヘルと同等のステルス機能を持ち、現在火星で改修を受ける事によってASRSとミラージュコロイドを装備する事になるし、シャドウミラーの技術によって内部構造がかなり小型化され、MSの搭載数も飛躍的に上がっている。
ピースミリオンの戦闘能力は多数のビーム砲を有しているものの、そこまで高くはない。だが、ミノフスキー粒子散布下でも視覚的に強いステルス能力を持っているピースミリオンの存在は、普通に考えて脅威以外のなにものでもないだろう。
「……まぁ、そんな感じね」
「これは、なんと言うか……彼女の言う通りの事になりそうな気がするのですが……」
セイラがエザリアの方を見ながら告げる。
普通ならそう考えても不思議じゃないか。
「その辺は、アクセル代表が最初に力を見せる事により、どうとでもなるかと」
レオンがそう告げると、セイラが少し考えて頷く。……心の底から納得したといった様子ではなかったが。
特にレモンの構想が実現した場合、一番過敏に反応するのはやはりジオン公国だろう。
ジオン公国のある場所が月の裏側な訳で……つまりジオン公国にしてみれば、本拠地のすぐ側に幾つもの機動要塞を配置されるのだ。
もっともレオンが言う通り、こっちの力を一度見せれば迂闊に攻撃は出来なくなるだろうが。
「じゃあ、リーブラを始めとする要塞やら何やらは、月を守るように配置するという事でいいわね?」
そのレモンの言葉に異議は出ず、話は決まる。
ジオン公国については思うところがあれど、レモンの気持ちも分かるんだよな。
ジェネシスなんて、一体どれくらい空間倉庫に眠っていたのやら。
そこにバルジやリーブラ、ピースミリオンとかが手に入って、しかもそれを色々と改修しているのに、全く使えないというのは意味がない。
それに空間倉庫という能力を持つ俺がいる以上、もしどこか他の世界で機動要塞とかが必要になっても、すぐに運ぶ事は可能だし。
「さて、では次の話題に移りますが……ラルさん、でしたね。UC世界のMSというのは、どのくらいの性能か……というのは、お分かりになりますか?」
「む、どのくらいの性能かと言われても、比較対象がない以上はなんとも言えんな」
「そうですか。では、コーネリアさん。この会議が終わった後で、シャドウミラーが保有するMSを幾つか用意
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