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転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2095話
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ンが少しだけ驚きを露わにする。
 だが、その驚きは次の瞬間には消え、やがて艶然とした笑みを浮かべた。

「なら、私達……正確にはルナ・ジオンは月を本拠地とするのよね?」
「それは否定しない」
「そう。なら、丁度良いわ。現在ナデシコ世界で改修している、リーブラ、バルジ、ジェネシス……それと場合によってはピースミリオンやニヴルヘイムもだけど、これを使って月の守りにつかせましょう。もっとも、改修が終わるのはまだ時間が掛かるけどね」
「なるほど、それらが月を守るのであれば、迂闊に月に攻めてくるような存在は地獄を見る事になるだろうな」

 レモンの言葉にそう同意したのは、今まで沈黙を保っていたコーネリアだ。
 実働班を率いているというだけあって、その辺りは気になるのだろう。
 実際には月を守るとすれば、ラルを始めとしたルナ・ジオンの戦力という事になるのだろうが。

「それはいいけど、月を守る力が強力すぎて連邦やジオンを刺激するんじゃない? 特にリーブラの主砲、バルジ砲、ジェネシス、ニヴルヘイム……ピースミリオン以外は、どれも戦略級の力を持った一撃を放てるのよ?」

 エザリアが心配しているのは、連邦とジオンを刺激しかねないかという事か。
 無理もない。その言葉通り、ピースミリオン以外の要塞はどれも強力無比な主砲を持っているのだから。

「その辺は心配いらないでしょう。こちらの戦力を考えれば、それこそ連邦とジオンが組んで攻めてきても、対処は難しくない筈です」

 エザリアの言葉に否を唱えたのは、レオン。
 やっぱりレオンは攻撃的なんだよな。
 そのおかげで、普段はどちらかと言えば攻撃的なエザリアが意図して慎重派に回る事になっている。
 いやまぁ、ここでエザリアも攻撃的な言動をすれば、一気にUC世界でのルナ・ジオンの行動は過激になる可能性が高いのだから、それはしょうがないのかもしれないが。

「すいません、少しいいですか? その、今の話題に出て来ているリーブラを始めとした存在がどのような物なのかがわからないのですが。いえ、話の流れから大体は分かりますが、もしかしたらこちらが考えているのと違う可能性もありますので」

 セイラの言葉が割って入り……ん? 俺の記憶でその辺りは読めなかったのか?
 そう一瞬思うも、今のセイラの発言は、どちらかと言えば自分ではなくラルに配慮したものだったらしい。
 まぁ、そのラルも今の俺達の発言から、リーブラやバルジといった代物がどのような物なのかは分かっているらしいが。

「ああ、ごめんなさい。その辺を説明する必要があったわね」

 そう言い、レモンはリーブラを始めとした要塞について説明していく。
 その説明を聞くに従って、普段は冷静沈着なラルの頬が引き攣っていくのを見れば……そ
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