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レーヴァティン
第六十話 召喚士その六

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「そうしてるっちゃ」
「一応聞いた、ではな」
「これからっちゃなな」
「他の連中のところに行くか」
「そして顔合わせっちゃな」
「そうしてもらう」
 こう愛実に話した。
「いいな」
「わかったっちゃ」
 愛実は明るく笑って応えた、そしてだった。
 愛実は見世物小屋の主のところに行って笑って言った。
「幸い今日で契約は終わりっちゃし」
「他のところに行くだぎゃ?」
「そうさせてもらうっちゃ」
 方言を出した主に答えた。
「これからは」
「そうか、もう雇おうと一回思ってたがな」
「この島を救う戦をしてくるっちゃ」
 主にここでも明るく笑って言った。
「そうしてくるっちゃ」
「この島をか」
「仲間になった人達と一緒にっちゃ」
「その召喚術でだがや」
「そうしてくるっちゃよ」
「わかったがや」
 主は笑顔で応えた。
「おみゃあさんのその術ならだがや」
「出来るっちゃよ」
「わしもそう思うだがや」
 こう愛実に言うのだった。
「ではだがや」
「今から行って来るっちゃ」
「そうしてくるだがや。ただ」
「ただ?何だっちゃ」
「銭のことは気をつけるだがや」
 主は愛実にこの話もした。
「くれぐれもだがや」
「ああ、銭だっちゃ」
「世の中最後は結局二つだがや」
「御飯と銭だっちゃな」
「そうだがや、この二つがあってこそだがや」
 まさにというのだ。
「何かが出来るだがや」
「だからっちゃな」
「そうだがや、だから言っただがや」
「これから銭のことはっちゃ」
「おみゃあさんは浪費しそうだがや余計にだがや」
 言ったというのだ。
「注意しておくだがや」
「わかったっちゃ、ただ」
「ただ・何だがや」
「うち博打はしないっちゃよ、変な遊びも」
 主に自分のこのことを話した愛実だった。
「全く」
「それでも飯や酒や服に使うだがや」
「そえで言うっちゃ」
「そうだがや」
 それ故にというのだ。
「おみゃあさんそういうのは好きと見たがどうぎゃ」
「それはその通りっちゃ」
 愛実も否定せずに答えた。
「うち実際にそうしたことにはお金使うっちゃ」
「だったらだがや」
「無駄遣いはしないことっちゃ」
「こうしたことにも銭を使うだがや」
「それでっちゃな」
「そうしたことは気をつけるだがや」
「わかったっちゃ。それならっちゃ」 
 愛実も一追頷きはした、そうして主に応えた。
「これからこの島、そして世界を救う戦に行って来るっちゃ」
「頼んだがや」
 主は愛実に笑顔で応え贈る言葉とした、そしてだった。
 愛実は英雄と共に見世物小屋を出てその向かい側にある飲み茶屋に入った、そうしてそこで他の仲間達と会った。
 それで全員自己紹介をしてだった、英雄が言った。
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