暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2094話
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ズヘッグの力を見せつけるには、これ以上ない催し物と言ってもいい。
 ましてや、それを全世界に中継するのであれば、ジオン公国が幾らそれを隠そうとしても隠しきれる訳がない。
 そして何より、グラナダにいるジオン軍の連中はその目で、耳で、鼻で、身体でニーズヘッグの強さを経験する。
 ニーズヘッグの強さを知った状態で、まだジオン軍に所属したままでいるかどうかは……微妙なところだろう。

「レオンの考えは分かった。唯一の難点としては、ニーズヘッグの戦闘シーンが世界中に流れる事だが……」
「おや、アクセル代表とニーズヘッグの力があれば、その程度はどうという事もないのでは?」
「……否定はしない。それと、ニーズヘッグの改修がその時までに終わるかは……」
「終わらせるわ」

 レモンが断言するのを見て、アクセルはニーズヘッグの運用に問題はないと判断した。
 また、映像を研究すれば、ある程度ニーズヘッグの性能を知る事が出来るだろう。
 だが、ニーズヘッグの性能を知ったからといって、この世界のMSとは隔絶した能力を持つのだから、対抗しようにも対抗出来る筈がない。
 また、ニーズヘッグの強さの秘密は俺の能力にもあるのだから、機体性能だけで見てもどうしようもないだろう。

「月を支配する、か。……いい考えではあるな」
「ええ。勿論こちらだけが月を使うという事になれば、反感も多いですから……ジオン公国や連邦には租借地として貸し出すという形を取れば問題ないでしょう。ついでに貸し出した際には相応の賃貸料も貰えて恩も売れますしね」
「貸すのか? そうなると、色々と問題も起きそうな気がするが……」
「もしもスパイの類を発見したら、それこそペナルティを与えていけばいいかと。それにクレイドルにはバッタやメギロート、量産型Wを警備用に配置してもいいでしょうし」
「……その辺はすぐに決められないが、大体はレオンの意見でいいと思う。反対する者は?」

 視線を向けるが、唯一ラルが難しい表情を浮かべているだけで、他の面々は反対意見を言うような事はない。
 それを見たレオンは、自分の意見が通ったのが嬉しかったのか、笑みを浮かべてから、改めてセイラに視線を向ける。

「ところで、セイラさんは建国するという話でしたが……国の名前はどうするのでしょう? これから色々と決めていく時、国の名前が判明していると助かるのですが」
「国の名前に関しては、昨夜ラルやハモンさんと話して決めています。……『ルナ・ジオン』それが私が父の、ジオン・ズム・ダイクンの意思を引き継いで作る国の名です」
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