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転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2094話
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ウミラーと新国家の戦力で占領します。もっとも、聞いた話ではグラナダや基地以外は殆ど戦力として心配する必要はないので、問題なく占拠は出来るでしょうが」

 そんなレオンの言葉に、ラルとセイラが頷く。
 どうやら、その辺りはレオンの言葉通りらしい。
 レオンは2人の様子を満足そうに見てから、言葉を続ける。

「その後……具体的には、建国宣言の翌日にアクセル代表にはグラナダを攻め落として貰います。建国宣言や前日の事があるので、間違いなくジオンは戦力をグラナダに集中させるでしょうが……まぁ、アクセル代表が出るという時点で心配はいらないでしょう」

 そう告げるレオンの言葉に、誰も異論を唱える様子はない。
 唯一俺の強さを知らないラルだけは、訝しそうな表情を浮かべていたが。
 ……そんな中で、不意にセイラが口を開く。

「アクセル、もしグラナダを制圧するのであれば、出来るだけ死人を少なくして貰えるかしら」
「何でだ? セイラが……ジオン・ズム・ダイクンの娘が建国するとなると、将来的には絶対にジオン公国と戦う事になるぞ? キシリア・ザビとかいうザビ家の長女が支配しているグラナダ……突撃機動軍だったか。その戦力は出来るだけ減らしておいた方がいいんじゃないか?」
「アクセルの言いたい事も分かるけど……でも、突撃機動軍の全員がキシリア・ザビに心酔しているという訳ではないのでしょう? なら、出来るだけ命を奪うような真似はしたくないの」
「姫様、それは……」

 ラルが何かを言い掛けるが、俺はそれを遮るようにして口を開く。

「セイラは医療ボランティアをやってるくらいだ。優しい心を持っているんだろう。だが……向こうは自分から戦場に出てくる連中だ。ましてや、レオンの策で言えば1日だけだが猶予を与え、その1日でグラナダ以外の月面全てを制圧するという、こちらの能力を見せている。それでも、尚こっちと敵対してグラナダを守るというのなら、それは向こうが自分で戦うと判断して残ったんだ。そんな相手に手加減するような真似をすれば……」
「いえ、セイラさんの意見は、今回に限っては妙案かと」

 俺の言葉に割り込んできたのは、レオン。
 その口元には笑みが浮かんでいるが……さて、今度は一体何を考えた?

「どういう事だ?」
「考えてもみて下さい。アクセル代表の操るニーズヘッグ1機に、グラナダというジオンの大規模な拠点の戦力がなすすべもなくやられていくのです。それも、相手を殺さないという事は、明らかに手加減をしていると分かる状態で。しかもその戦いの一部始終が全世界に生中継されていたら……どうなると思います?」
「……なるほど」

 レオンの言いたい事が分かり、納得する。
 圧倒的な……それこそ幾らMSが集まってもどうしようもない程の力を持つニー
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