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麗しのヴァンパイア
第四十七話

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              第四十七話  ポップス調
 華奈子はお風呂から上がるとすぐにだった、バスタオルで身体を拭いて下着と赤のパジャマを着て自室に入った、勿論美奈子もだった。
 下着と紫のパジャマを着た後で華奈子に続いたが美奈子は部屋に入ってから華奈子にこんなことを言った。
「私達の下着もね」
「うん、赤系統と紫継投でそれぞれ分かれてるからね」
 華奈子は自分の席から隣の席に座った美奈子に応えた。
「間違えることもないから」
「嬉しいわね」
「お母さんもそこは考えてくれてるから」
 双子の母もだ。
「よくわかるわね」
「ええ、それじゃあね」
「うん、今からね」
「作詞とね」
 美奈子はまずは華奈子の受け持ちの話をした。
「そしてね」
「作曲ね」
「そう、それをね」
 華奈子にあえて言うのだった。
「しましょう」
「わかってるわ、じゃあね」
「ええ、まずは華奈子が書いて」
 こう華奈子に急かしてだった、自分もだった。
 楽譜を出してそこにざっと書いていった、そして二人同時にだった。
 書いたものを出し合う、するとまずは華奈子が言った。
「ううん、その曲だと」
「わかるわよね」
「結構ポップスな感じよね」
「自分でもそう思うわ、それでね」
 美奈子も華奈子の作詞したそれを見て言った。
「華奈子の歌詞もね」
「ポップス調?」
「明るい感じの歌詞でね」
「ええ、あたしこうした性格でしょ」
 華奈子は自分の性格から話した。
「だから作詞してもね」
「明るい感じになって」
「こうなったの」
「そうなのね、私はね」
 美奈子の方はというと。
「感じた曲がね」
「その曲だったの」
「それで書いてみたけれど」
「それだと明るい感じの曲ね」
「絶対にそうなるわ」
 間違いなくとだ、美奈子は華奈子に答えた。
 そうしてだ、二人でだった。
 お互いの作詞と作曲をさらに見て話すことにした、出し合って終わりではなくまたそこから話すのだった。


第四十七話   完


                    2018・5・2
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