第2幕
ep20 統一世界
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空き地脇の細い道に人がいることに気づく。2人の足の向きはこちらを向いている。
自分と仰向けの男という絵図だけ見れば、自分がウガイを殺したと疑われかねない。刹那は足早にその場所を去った。
国連は、ジャーナリストを殺した。これで答えは出たに等しい。
「ガンダム……」
今の世界にガンダムは必要ない。だから国連は情報をもみ消した。それは裏返すと、ジャーナリストが撮ったのは本当にガンダムだったということではないか。
その写真の機体が仲間かどうかは分からないし、憶測の域を出ない。それでも、その推測が当たっているなら、刹那は信じたかった。
ガンダムを有する者は自分以外にも存在し、歪んだ世界を駆逐するために再起を図っていることを。
「……ガンダム」
刹那は自分の神の名を呟いた。世界を変える力を持つ、戦いの中で生きる機動兵器の名を。
終
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