機動戦士ガンダム
2093話
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んが転移した翌日だよ」
「……そうだな、珍しいな」
まぁ、同じ翌日でも、俺が昨日ここから転移したのは夕方で、向こうでは午前中だった。
そうなると、ある程度時差があったのかもしれないが、結局1日程度だったからそれがはっきりと分からなかった……という可能性は十分にある。
どのみちゲートでこの世界とUC世界を繋いだ以上、もう時差の心配はしなくてもいいんだが。
「そうか。時差がないのは何よりだ。……さて、そうだな。取りあえずレモン、コーネリア、エザリアの3人を集めてくれないか? 色々と相談する事がある」
視線をセイラに向けると、セイラは無言で頷く。
それ以外のラル達も、周囲を一瞥しただけで俺とムウの言葉に耳を傾けていた。
ここが次元の狭間にあるということは当然知ってるんだろうが、今はそれよりも重要視する事がある、と分かっているのだろう。
「……本気か? それだけの出来事だってのか?」
俺の言葉に、ムウが真剣な視線を向けてくる。
少し前のふざけた態度は消えて、シャドウミラーという軍事国家に相応しい戦士としての一面。
それが意外だったのか、コズンは少しだけ驚きの表情を浮かべていた。
「そうだ。俺の念動力は正解だったって訳だ。……OGs世界じゃなかったのはちょっと残念だけど……何しろ、こいつらの世界にはMSがあるんだからな」
「ふぅ、ん。……なるほど。SEED世界とW世界に続いて3つめのMSのある世界か。それはまた、興味深いな」
「だろう?」
そうムウに返すが、SEED世界やW世界とUC世界で決定的なまでに違う事が1つある。
それは、例えばSEEDとDESTNINYでは2年、Wと劇場版では1年と、次回作まではそこまで差がなかった。
それに対してUC世界のガンダムは、アムロの年齢から考えて10年から20年くらいの間は話が続いている筈だった。
つまり、それだけの長い間……もしくは、シャアが小惑星を地上に落とす事件よりも更に長い間、UC世界では様々な技術が発達し続け、同時に有能な人材も出続けるという事を意味している。
そう考えれば、念動力が俺をUC世界にまで導いたのはおかしくはない……と思う。
「そんな訳で、もう少ししたらシャドウミラー全員、それこそ精霊の卵の連中も使って大忙しになる可能性がある」
もっとも、今はまだ国作りの基礎を行う段階なので、実際にシャドウミラーが忙しくなるのは、セイラが建国をUC世界に宣言してからの話になるだろうが。
「……分かった。アクセルがそこまで言うんなら、あの3人もどうこう言ったりはしないと思う。ただ、レモンやコーネリアはともかく……エザリアはこっちにいたか?」
ムウが疑問を抱くのも、当然だ。
政治班には専門家が多く揃って
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