第49話
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大胆かつ懐が広い性格をしていらっしゃる方ですね……」
「ふふ、私も最初はユーディの事を心配していましたけど、いつの間にかユーディからヴァイスハイト陛下とのノロケ話を聞かされる程、ヴァイスハイト陛下と仲良くなった事を知って安心すると共に二重の意味で驚きましたよ……政略結婚するつもりでいたユーディが政略結婚相手であるヴァイスハイト陛下に恋をして、ユーディの口からノロケ話が出たのですから……」
ユーディットの答えにセレーネとリィン、ティータが苦笑している中クルトは驚きの表情で呟き、キュアは微笑みながら答えた。
「うふふ、リィンお兄さんも”上司”だったヴァイスお兄さんの女性達に対するそう言った姿勢を見ていたから、釣った魚達もちゃんと大切にし続けているのかしら♪」
「つ、”釣った魚達”って……もしかしなくてもわたくし達の事ですわよね………?」
「ふふっ、間違いなくそうですわ♪――――そして、リィンさんが一番最初に釣った魚がエリゼで、その証拠にエリゼがリィンさんにとっての”特別”だもの♪」
「そうね…………まあ、その私が兄様に”釣られた魚”である事を知ってもらうのに随分と時間がかかった上、私自らが行動しなくてはならなかったけど。」
「ううっ、返す言葉がない………」
小悪魔な笑みを浮かべたレンの発言にユウナ達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中セレーネはユウナ達のように表情を引き攣らせ、アルフィンにウインクをされたエリゼは静かな表情で答えた後ジト目でリィンを見つめ、見つめられたリィンが疲れた表情で肩を落としている様子を見たユウナ達は再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「フフ……―――そう言う訳ですから、私はヴァイス様と結ばれた事で”女性”として今でも幸せです。そしてそれはヴァイス様の他の多くの伴侶の方々も同じだと思いますよ。」
「………その、最後の聞きたい事があるのですが………RF(ラインフォルトグループ)が開発した新型の”列車砲”がクロスベルにも配備されるとの事ですが、ユーディット皇妃陛下達はその件についてどうお思いなのでしょうか……?」
「ユウナ………」
ユーディットの説明を聞いた後更なる質問をしたユウナの質問内容を聞いたクルトは複雑そうな表情をし
「―――新興の国であるクロスベルに新型の列車砲を配備する事は為政者の一人として、そして私個人の意見としても必要だと思っています。ここにいる皆さんもご存知のようにエレボニア帝国はクロスベル帝国とメンフィル帝国を滅亡した旧カルバード共和国の代わり―――新たな宿敵として見ていますしね。」
「メンフィル帝国は”百日戦役”と”七日戦役”による”結果”がありますから、幾ら軍拡を続けているとはいえ、衰退したエレボニア帝国がメンフィル帝国
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