暁 〜小説投稿サイト〜
ロボスの娘で行ってみよう!
第69話 新体制
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
隊を再編成するお気持ちかな?」
「小官の考えでは、19個艦隊全てを復活させたいと思う」
「長官!」

「いや、艦隊の内半数は半個艦隊編成として少将に指揮を任せるつもりだ」
「なるほど、第6次イゼルローン要塞防衛戦で活躍した将帥ですな」
「戦闘報告書を読んだが、確かに少数の艦隊を任せるに相応しい将帥が揃っている」

「しかし、それならば陛下の仰った2階級特進で正規艦隊を持たした方が良いのでは?」
「無論それも考えましたが、彼等は未だ1,000隻程度の指揮しかした事がない、いきなり10倍の艦隊を指揮するには多少の経験値不足と言えましょう。それならば今回は6倍程度の艦隊の指揮を行わせた方が結果的に全て良い方に向かうのではと、それに今回は勝ち戦とはとても言えませんから、今後のためにも安易な2階級特進をすべきでないと判断した次第です」

「なるほど、確かにそうですな。判りました統帥本部も全面協力しますぞ」
「主なところではどの様に考えて居るのかな?」
シュタイホフ元帥、エーレンベルク元帥の言葉にメルカッツは応える。

「イゼルローン要塞駐留艦隊司令官には前任者のヴァルテンベルク大将を充てるしか無い状態です。正規艦隊司令官は小官とレンネンカンプ、ミューゼル、シュムーデ、フォーゲル、アーベントロートの各中将にクライスト大将、半個艦隊は、ロイエンタール、ミッターマイヤー、ビッテンフェルト、ルッツ、シュタインメッツ、ケスラー、アイゼナッハ、グロッテンベルク、ライブル、ブラウヒッチ、ホフマイスターの各少将というところでしょうか」

「なるほど、正規艦隊12,000隻が7個艦隊84,000隻、半個艦隊6,000隻が11個艦隊66,000隻。合わせて15万隻か」
「確かにそれならば、独立艦隊を解体するだけで、地方艦隊や警備艦隊の削減しないで済む」

エーレンベルク元帥、シュタイホフ元帥がメルカッツの意見に賛同し、この案は実行される事と成った。

こうして年も改まった帝国暦486年1月3日に辞令が交付され、帝国軍は長く辛い再編成への道を歩む事になったが、僅か2週間足らずで政治的な考えから、再度の出兵が決定されるのである。



宇宙暦795年1月10日

■自由惑星同盟首都星ハイネセン

第6イゼルローン要塞攻略部隊が疲れ切った姿でハイネセンに帰投した。未だ1年と経っていないヴァンフリート星域会戦の大勝利に対して今回は大敗北といって良く、出兵を支持した同盟市民も余りの損害に意気消沈と成り、安易な出兵論に反省している様に見えたが、此がいつまで続くかは懲りないところのある同盟市民のいい加減さと共に、主戦論を煽動するトリューニヒトのような屑政治屋の暗躍が始まるまでであろう。

結局殿を勤めるた第7艦隊は3割以上の損害をだし第8
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ