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ヘタリア学園
第七千百三十話  キーパーの健闘で

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第七千百三十話  キーパーの健闘で
 ロシアはスペインに勝ちました、これには彼もびっくりでした。
「劣勢だったのに」
「はい、何とかPKに持ち込みましたが」
 妹さんも信じられないというお顔です。
「それで、でしたね」
「勝ったね」
「キーパーさんのお陰ですね」
「本当にそうだよね」
「いい勝負やったわ」
 負けたスペインがロシア兄妹のところに来て声をかけてきました。
「俺の負けや、次は勝つで」
「うん、正直信じられないよ」
 ロシア自身が一番驚いていることです。
「皆特にキーパーさんが守ってくれたから」
「ほんま凄い守備やったわ」
「君に勝てたよ、そしていい試合だったね」
 ロシアは両チームの健闘にも笑顔になっています。
「じゃあまたね」
「ああ、いい試合しよな」
 何時ぞやの共催の時と違って納得する敗北だったスペインでした、同じとんでもない番狂わせでもです。


第七千百三十話   完


                  2018・7・2
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