機動戦士ガンダム
2092話
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ら10ヶ月が経ってたな」
「それは……厄介な」
ラルの言葉に、俺は深々と同意する。
実際、ホワイトスターに戻るまで時差がどれだけあるのか分からないというのは、厄介極まりないのだ。
不幸中の幸いなのは、時差はあってもそこまで極端なものではないということか。
例えば、異世界での1日がホワイトスターでは100年だったとか。そんな風に。
「そんな訳で、出来れば一度ゲートを設置したら、それを動かすような真似はしたくない」
一応ギアス世界でゲートを設置した後で動かした事があるが、特に何か悪影響はなかった。
なかったが……だからといって、そんな真似をしようとは、やはり思わない。
「つまり、ゲート設置する場所は一度決めたらそこから動かさない方がいいという事か。……そうなると、場所が問題となるな」
「その辺はアクセルが昨日サイド3に向かった後で、私が調べておきました」
そう告げたのは、セイラだ。
昨日は医療ボランティアとかを辞める件やら何やらで色々とあっただろうに、よくもそこまで頭が回ったものだ。
もしかして、これもニュータイプ能力の1つか? ……いや、まさかな。
これは単純にセイラの素の頭の良さといったところだろう。
「本来ならフォンブラウンやグラナダのような場所がいいのですが、そのような場所は既に取られていますし、建国という私の行動には不似合いです。ですから……月の極冠、地球で言う北極はどうかしら」
そう告げ、月の北極を主張するセイラに、俺達は特に何か異論がある訳でもなく……それを承諾するのだった。
いやまぁ、本来なら建国場所とかはもっと何人もで考えた方がいいと思うんだが、今回の場合は可能な限り早くゲートを設置する必要があるから、それもあっての即断即決となった訳だ。
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