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提督はBarにいる。
マメに食べよう!豆料理特集・3
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!」

 五月雨は言いつけ通り、少しずつ加えて混ぜ、味見をしつつ量を調節している。うんうん、順調だな。

「ふぇ……ふぇ……ふぇっくし!ああっ!?」

 ……なんて思ってた時期が俺にもありました。チューブのねりからし絞り出してる最中に五月雨がくしゃみをして、その勢いで辛子がドバッとソースに入っちまった。流石五月雨、期待を裏切らないというか、なんというか……。

「ご、ごめんなさいぃ〜」

「あー、泣くな泣くな。うん、そこまで辛くねぇし酒の肴だからな。少し位辛味がキツくても問題ない」

 ソースの味見をしたが、そこまでの大惨事にはなっていなかったのが救いだな、うん。

「ホラ、次の行程だ。フライパンにごま油を引いて熱したら、ホタテを入れて軽く炒める。ホタテが白っぽくなってきたら蚕豆を加えて更に炒める」

「どのくらい炒めればいいんですか?」

「軽く焼き目が付く位だな。焼きすぎには注意しろ」

「はいっ!」

 五月雨は今度こそ失敗しないように……と呟きながら、ホタテと蚕豆を炒めていく。今度は失敗せず、いい焼き色だ。

「うっし、後は炒めた具材をさっきの辛子マヨソースに入れて、絡ませれば完成だ」

「で、出来た〜……」

「お疲れさん、五月雨」



(タコとのガリバタ炒めの作り方)

「待たせたな春雨」

「いえ、大丈夫です。水無月ちゃんと五月雨ちゃんは付きっきりじゃないと不安でしょうし」

「……だな。下拵えは?」

「はい、蚕豆は薄皮を剥いて、タコは食べやすい大きさに削ぎ切り、ニンニクは芽を取って薄切り、唐辛子は輪切りにしておきました!」

 なんてこった。指示する事がねぇや。

「パーフェクトだ、後はフライパンでオリーブオイルとバターを温めて、ニンニクと唐辛子を炒めて香りを出したら蚕豆とタコを炒めてくれ」

「その後、仕上げにお醤油ですね?」

「流石だな、偉いぞ」

 褒めるご褒美というか、して欲しそうな顔をしていたので頭を撫でてやる。

「ふあぁ……司令官、恥ずかしいですよぅ///」

 と言いつつも、しっかり満面の笑みだったのでその後も滅茶苦茶ナデナデした。



(アンチョビ炒めの作り方)

 さて、最後は俺だな。……と言っても、大して難しい事は無い。ベーコンを5mm角の棒状に切って、ニンニクはみじん切り。アンチョビも炒めやすいように細かくしておく。

 フライパンにオリーブオイルを熱し、アンチョビとニンニクを中火で炒めていく。香りが立ってきたらベーコンと蚕豆を加えて更に炒める。焼き色が付いてきたら仕上げにブラックペッパーで味にアクセントを加えて出来上がりだ。




「うん、クリームチーズの塩気が蚕豆と合うね。
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