機動戦士ガンダム
2091話
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型機動兵器は大きな刺激となるだろう。
そうやって考えていて、ふと気になる事があった。
「そう言えば、ザクを作ってるのはジオニック社だったよな?」
「ん? ああ、そうだな。それがどうかしたのか?」
「いや、ジオンにそういうMSを製造出来る会社は幾つあるのか気になって」
趣味……という訳ではなく、これも歴とした建国についての一貫だ。
セイラの作る国が、どのような国になるのかは分からない。
最初はシャドウミラーの保護国という扱いだろうが、将来的には独立をして貰う予定になっている。
そうである以上、この世界特有のMSを開発、製造出来る会社は、その国にあった方がいいのは間違いない。
で、現在この世界で一番MSに詳しいのはジオンだ。
……まぁ、MSはジオンしか使ってないから、それは当然の話だが。
連邦も、一週間戦争やルウム戦役で嫌という程にMSの威力を発揮したんだし、今頃はMSの研究とかもしている筈だ。
だが、今から研究したからすぐにMSを開発出来ました……とはいかないだろう。
もっとも、ジオンが既にザクというMSを有しているんだし、ジオン軍のパイロット全員が清廉潔白って訳でもない。
であれば、それこそ今頃連邦軍は買収するなりなんなりしたMSパイロットに持ってこさせたザクを研究し、より高性能なMSを開発中の筈だ。
連邦はジオンの30倍以上の国力を持ってるって話だったし、何もない状態からMSを開発したジオンとは違って、現物がある。
そうなれば、開発の速度は推して知るべしって奴だ。
だが、将来的にはまだしも、現在の状況ではMSを作れる会社はジオンにしかない。
セイラの国に引っ張りこむのは、やっぱりそっちになるんだろうな。
「うーん、ツィマッドって会社はジオンとMSのコンペをやって負けたらしいぞ。しかも、宇宙空間で加速している時に分解して」
「……それは、ちょっとな。他には?
「MIPって会社もあるけど、こっちは……俺には何を開発してるのか、ちょっと分からねえ」
そんな風に、俺はコズンから色々と話を聞き……やがて眠くなり、ソファを借りて寝るのだった。
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