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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十七話 命の理由 2
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り、また書類に向かう。
それを確認したティアナが言葉を続けた。
「それに、確定が出たとしてもアンタが悩む事じゃないでしょ。シャンとしてなさい」
書類作成をしながら、ティアナはぶっきらぼうに言う。
スバルには分かっていた。この親友が自分の事を心から心配している事を。だからこそ、素っ気なく、でも優しく気遣ってくれているのだ。
「ティア……うん、アリガト!」
それが分かるから、スバルは嬉しそうに笑う。
「うっさい!」
どんなにツンツンしても、その赤くなった頬だけはごまかせないティアナであった。
しばらくキーボードを打つ音だけがしていた。
「それにしても、アスカがあんなに子供の相手が上手いなんて思わなかったなぁ」
スバルがな、なのはの部屋での事を思い出す。
「そうね……」
(アスカは幼い時に次元漂流して、両親と死に別れてる……突然何も無い状態で放り出されているから、きっとあの子……ヴィヴィオの心細い気持ちが分かるのね)
ピタッとティアナの指が止まる。
「ねぇ、ティア。アスカって、良いお父さんになりそうだよね?」
スバルが突然そんな事を言うもんだから、ティアナが大いに慌てた。
「へ?は?お、お父さん?!」
「うん。子煩悩なお父さんになると思うよ」
スバルは特に気にせずに話を進める。
(お、おちゅ……落ち着けアタシ!別に結婚とか言ってる訳じゃないでしょ!そ、そう、ただの会話。アスカが良いお父さんになりそうだよーって話でしょ!)
なぜか動揺しそうになるのを、必死に抑えるティアナ。
そこに、アルトが現れる。
「あれ?こんな所にいていいの?」
深呼吸して落ち着こうとしているティアナを不思議そうに見ている。
「え?なんで??」
何でそんな事を聞くのかが分からないスバルが聞き返した。
「昨日保護した子のお世話をしてるんじゃなかったのかなって思ったんだけど」
どうやら、アルトはフォワード全員でヴィヴィオの面倒を見ていると思ってたらしい。
「それだと書類仕事をする人がいなくなってしまいますから。アタシとスバルでコッチを担当してるんです」
落ち着きを取り戻したティアナが、アルトにそう説明する。
「ああ、そうだったんだ。データ、大丈夫だった?」
昨日まとめたデータが気になったのか、アルトは二人に聞いた。
「はい、問題ありません。ところで、アルトさんは何をしているんですか?」
オフィスで仕事、と言うふうでも無いアルトに、ティアナが尋ねる。
「私はこれからなのはさんの部屋にお届け物。アスカにお菓子とジュースを持ってきてって頼まれたんだ」
アルトはそう言って、お菓子などが入っている
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