暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十七話 命の理由 2
[7/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
うか」

なのはの答えを聞き、はやてはそれ以上は言わなかった。

「今は、周りに頼れる人がいなくって不安なだけだと思うから」

「そうだね……でも、アスカが側にいてくれているから」

心配そうななのはの肩に手を置くフェイト。

「帰りに車の中でも、実は見てたんだよね、ヴィヴィオ」

「アスカの事を?」

「うん。帰りは私とヴィヴィオが後部座席で、アスカ君が助手席で、たまにアスカ君が振り返ってヴィヴィオに話しかけるんだけど、ヴィヴィオが怖がっちゃってね。でも、アスカ君が前を向くと、ジッと見てたんだよ」

それを聞いたはやてがピンとくる。

「きっと、男の子やのに髪が長いから不思議に思ってたんとちゃうか?」

「あ、そうかも」

3人は楽しそうに笑った。





六課オフィスで、スバルとティアナは書類整理をしていた。

ティアナはカタカタと軽快にキーを打っている。

それに比べ、スバルはカタ、カタと実に頼りない。

タンッ!

「はい、おしまい」「はやっ!」

まだかなりの量が残っているスバルが驚いてティアナを見る。

「モタモタしないの。少し分けなさい、やってあげるから」

「ありがとう、ティア!書類仕事にがて〜」

ティアナからの助け船に乗っかるスバル。遠慮なくティアナの端末に書類を送る。

「今日はライトニングの分も引き受けちゃったしね。それでも、保育士モドキより気楽だわ」

受け取った書類を片づけ始めるティアナ。

「えー、私は結構楽しかったけどなー、っと……」

普通に話をしていたスバルが、昨日の戦闘記録を見て固まる。

「ああ、それ昨日の」

横からティアナも、それを見る。

「アルトが記録した各種の詳細データ付き。あれだけの事をしでかして、使ってたのは魔力じゃなくて、別系統のエネルギー……」

スバルの声が、落ち込むように沈む。

「そんなのを身体の中に内包しているって事は……やっぱり、こいつら……え?」

ふと気配を感じてスバルがティアナを見ると……

「ていっ!」

「ぷぎっ!?」

ティアナのデコピンがスバルに炸裂した!

その不意打ちにバランスを崩したスバルがイスから転げ落ちる。

「ティ、ティア??」

床で尻餅をついているスバルが、訳も分からずティアナを見上げる。

「バカね。こいつらが何なのかを考えるなんて、アタシらの仕事じゃないでしょ?判断するのはロングアーチスタッフと隊長達。アタシらが作ってんのは、その判断材料としての報告書。分かったらサッサと作業!」

床でヘタっているスバルに、ティアナは檄を飛ばす。

「うぅ〜、はぁーい」

スバルはおでこをさすりながら席に戻
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ