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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十七話 命の理由 2
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経験があり、VX級次元航行艦の操舵資格を持っている。
つまり、一人で何役もこなせる人員を集めたんだ。
これって結構な裏技だよ。これだけ優秀な人材を、不自然無く集められるなんて。
逆に言えば、有事に対して機動六課だけで対応しきれる体制を整えていると言う事だ。
つまり、はやてはそう言う状況を想定している。機動六課稼働期限内に……
「……そうやね。まあ、ええタイミングかな?」
ちょっと苦笑いして、はやてが話し始める。
「今日、これから聖王教会本部、カリムの所に報告に行くんよ。クロノ君も来る」
「クロノも?」
「うん。なのはちゃんと一緒についてきてくれるかな?そこでまとめて話すから」
私はジッとはやての目を見る。もう隠し事はしない、そう言う目だ。
「うん、分かった。なのはが戻ってきたら、また来るよ」
「了解や」
どんな話になるのかは分からないけど、これではやての考えが分かるんだろう。
でも、クロノも絡んでいたなんて、なんで教えてくれなかったんだろ?
outside
フェイトは部隊長室から出てオフィスへと向かっていた。
その時に、ゾロゾロとフォワードメンバーが歩いているのを目にする。
その先頭にはアスカがいた。
「あ、アスカ。帰ってきてたんだ。なのはも戻っているのかな?」
アスカに話しかけるフェイト。
「えぇ。今さっき帰ってきたばっかで、高町隊長も部屋にいる筈です」
心なしか、アスカは落ち込んだように見える。
実は病院から戻ってくる時、ヴィヴィオがなのはから離れず仕方なくつれて帰ってきたのだが、車の中で何度かアスカが話しかけたのだが、怖がられてしまって若干ヘコんでいるのだ。
「そうなんだ。それで、みんなはどこに行くの?」
「高町隊長の部屋です」
「へ?」
フォワードメンバーとフェイトがドアをくぐった時……
「うわぁぁぁぁぁぁぁん!」
元気な、大きい泣き声が聞こえてきた。
予想外の事に、アスカを除いた面々が驚く。
「えーと、なのはさん?」
少女に泣き付かれているなのはを見て、スバルが硬直する。
『あ、みんな、来てくれたんだね。この子は昨日保護した子で、名前はヴィヴィオ。なんか、離れてくれなくなっちゃったんで、ちょっと相手になってくれないかな?』
ヴィヴィオの頭を撫でながら、なのはが助けを求めてくる。
「なるほど……そう言う事でしたか。なら、おまかせください!」
アスカが不適に笑う。
「おお!アスカ、自信有り気!」
いかにもできますよオーラを醸し出すアスカに、スバルの期待度が上がる。
「伊達に隊長の訓練を受けて
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