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巫女巫女パニック
第一章
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               巫女巫女パニック
 辻遥は同じ高校に通っていて実家は神社で巫女として実家の手伝いをしている山田秋穂が好きだった、秋穂はやや釣り目の大きな目と小さな口が印象的な顔立ちで薄い茶色のショートヘアの髪型である。小柄な方だが胸はやけに目立つ。
 その秋穂を見つつだ、遥は友人達に相談をした。遥かは背は普通で少し収まりの悪い黒髪をボブにしている。穏やかな顔立ちで痩せきみのスタイルのごく普通と言っていい外見だ。実は成績もスポーツも普通で部活のテニス部でも普通の位置にいる。成績優秀でややスポーツは苦手な秋穂とはまた違う。
「可愛いよな、山田さん」
「それで告白するんだよな、御前」
「もうその覚悟決めたんだよな」
「前にそう言ってたよな」
「うん、そうしてもいいよね」
 こう言うのだった、物陰から廊下を歩いている秋穂を見ながら。
「あの娘交際相手いないっていうし」
「あれだけ可愛いのに何故かいないな」
「それ不思議だよな」
「コクる奴辻以外にもいそうなのにな」
「何でかな」
 友人達はこのことが気になった、だが彼等は友人の考えを尊重してアドバイスした。
「けれど御前がそうしたいならしろ」
「告白しろ」
「当たって砕けろの精神でな」
「思い切っていけよ」
「そうするよ、今日の放課後告白するから」
 遥は覚悟を決めた、そしてだった。
 実際に秋穂に放課後校舎の屋上に来てもらって向かい合ったうえで告白した、すると秋穂はクールな表情でこう答えた。
「わかりました」
「わかりましたっていうと」
「はい、子供は何人欲しいでしょうか」
「えっ!?」
「ですから交際するとです」
 秋穂は自分の返事に動きを止めた遥にさらに言ってきた。
「セック〇しますよね」
「いや、それはとても」
「交際するとです」
 戸惑う遥にさらに言ってくる。
「キス、胸を弄る、そしてフ〇ラチオと続き」
「あの、山田さん何を言ってるのかな」
「セック〇をしてです」
 そしてというのだ。
「私を孕ませて赤ちゃんを産ませますよね。無理にでも」
「無理ってそれってつまり」
「犯しますよね、私を」
 秋穂は遥にこうも言った。
「私を組み伏せ上から後ろからそして無理矢理に跨らせ」
「そんなこと考えてないから!」
 やっと言い返すことが出来た遥だった。
「というか何でそうなるの!?」
「ですから交際すればです」
「あの、交際っていっても」
「犯したりしないのですか」
「しないって」
「では赤ちゃんも」
「そんなの本当に考えてないから」
 実際にそんなことは全く考えていない遥だった、考えていることは交際出来ればということ位だった。
「全然に」
「本当ですか?私を孕ませるとか」
「考えてないから、というか
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