第二章
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そうしているうちに自然と他の曲、ポップスやロックの曲なんかも聴いていて他の曲も好きになっていて聴いていた。その中で。
私は妹と一緒に街に出た時に二人で入った喫茶店でコーヒーを飲んでいるとここでもショパンのノクターンが聴こえてきた、そしてだった。
私は無意識のうちに微笑んで妹に言った。
「やっぱりいい曲ね」
「ショパンのノクターンね」
「最近あまり聴いてなかったけれど」
「いい曲よね」
「本当にね」
それこそだった。
「この曲はいい曲よ」
「そうよね、私もそう思うわ」
「そうでしょ、聴いていると落ち着いてね」
そしてだった。
「奇麗なものになっている感じがするわ」
「私もそう思うわ、だから今ね」
「聴いていてよね」
「落ち着くわ」
私と同じ様にというのだ。
「最後まで聴いていたいわ」
「じゃあこの曲が終わるまではね」
「ここにいましょう」
私に応えてくれた、そして二人でコーヒーを飲みながらショパンのノクターンを聴いた。たまたま入ったお店で聴いたノクターンだったけれどよかった。
大学でも聴いた、この時は大学の友人達と一緒だったけれどたまたま学校の芸術学部の方から聴こえてきたのを聴いて自然と笑顔になって言った。
「私この曲好きなの」
「ショパンのセレナーデね」
「あんたその曲好きなの」
「そうなのね」
「そうなの、好きなの」
友人達に笑顔で答えた。
「この曲はね」
「いい曲よね」
「自然と落ち着いて清らかな気持ちになる」
「そうした曲よね」
「だから好きなの、一時期よく聴いてたしね」
友人達にこのことも話した。
「今もこうして聴いたらね」
「落ち着いて奇麗な気持ちになれる」
「だからいいのね」
「そうなの、この曲を聴いてるとね」
本当に自然に笑顔になっていた。
「幸せな気持ちになれるわ」
「そうした曲ってあるわよね」
「それが本物の名曲なんでしょうね」
「聴いているだけで幸せになれる様な曲が」
「そうした曲こそがね」
友人達もショパンのノクターンを聴いてこう言った、皆もいい曲だと言ってくれた。そしてだった。
私は時々この曲を時々外で、気が向いたら家で自分からかけて聴いていった。それは大学を卒業して就職して結婚してからもだった。
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