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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百十七話
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?」
「ん?特性のマタタビスプレーだけど?」
束の膝の上で、ロリ三人組に撫で回されながら気持ち良さそうに鳴く一夏から、暦は目を逸らした。
「あの…僕の精神衛生上良くないので他所で…」
「え? いやだけど?」
「ですよね…」
暦はため息をついた。
「にゃぁ…なぅ…ふみゅ……みゃぁぁん」
「子供の教育に悪いと思うんですが」
「うん? いいんじゃない?この子らの親もほぼ黙認してるよ」
「それは親としてどうなんですか…」
「うーん…だってその両親ってのがいっ君の部下だしねぇ」
「は?」
暦は『何を言ってるんだこの天災は?』という顔をした。
「部下?」
「うん。箒ちゃんを護衛する組織のね。
この子達の父親は元々ロシアの諜報員だったんだけど、いっ君が負かして屈服させて部下にしたんだよ」
「……………………」
「うん。信じなくていいよ。というか普通信じないよねぇ…」
暦の視線が撫で回され甘い声をだす猫耳ショタに突き刺さる。
「たしかに、たしかに格闘能力だけなら火燐ちゃんと引き分けたらしいから納得できます」
「格闘能力? なるほどいっ君は前々からそんな事してたのか…知らなかったなぁ…」
「僕も勝負の結果を知ったのはつい先日ですよ」
「引き分けかぁ…っていう事は本当に体だけで戦ったのかな…いや…気はありかな…」
「束博士…?」
ぶつぶつと呟く束に、暦が怪訝な顔をする。
「いや、君の妹はすごいね。体術だけとはいえいっ君に引き分けたんだから」
「その言い方だと、体術以外を使えば一夏君が絶対勝つ…と聞こえるんですけど」
暦の疑問に、束はあっさりと答えた。
「瞬殺」
「え?」
「文字通り、瞬殺さ。君の妹が何かをする間もなく、認識する間もなく、精神すら死んだ事を認識する前に散り散りに消える…
いや、『地球』ですらいっ君の目の前じゃ無力かな…?」
「ははっ。冗談ですよね?」
「さぁ、どうだろう?」
「「………………」」
二人の視線が一夏に注がれ、一夏と暦の目が合う。
「にゃおーん…?」
とろん、とした目でコテンと首を傾げる一夏。
暦はエレン達に断って、一夏を抱き上げ、膝の上にのせた。
顎をくすぐると喉を鳴らす。
「ないでしょ」
「だといいね」
「うりうり」
暦が一夏の頬をむにむにと揉む。
「にゃうにゃう…」
そこでガチャ…と玄関のドアが開く。
「にーちゃーん!帰ったぜー!」
「暦ー!一夏君来てるんでしょー?
箒ちゃん連れてきたよー!」
どやどやと足音がして、リビングに女子勢がなだれ込む。
途中、入っ
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