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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百十七話
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』だよね…」
「うん。僕も思った」
そういえばだけど、と一夏が言った。
「暦さんの一人称って『僕』だよね」
「え?なんかおかしい?」
「なんていうか普通『俺』の方が多数派だよね、っておもってさ」
「ああ、そういえばこー君って『僕』だね」
「いや…昔から一人称『僕』でとおしてきたからさ…」
「『第1回!こー君の一人称を考えようの会』!」
「いぇーい!」
「わけの分からない会が始まった!?」
「じゃぁこー君の一人称を考えた人は挙手!」
「はい!」
「はい!いっ君!」
「『我輩』!」
「採用!」
「採用しないでくれますかね束博士!?」
「はい!」
「どうぞ!」
「『余』」
「僕はどこぞの王さまなのか!?」
「いや暦さん。そこは『余は何処の王たるか』でしょ?」
「言うわけないだろう!?」
「「えー…?」」
「なんでそんな残念そうなの!?」
「だって…ねぇ?」
「ですね…」
「わからないからね?君らだけで通じ合っても僕には伝わらないからね?」
「いや、暦さん弄るのは楽しいって話だよ」
「そうか。なら僕が君の背後に関して無視していたのは正解だな!」
首を傾げた一夏がそのまま後ろを向いた。
「おねーちゃん。耳さわるからね」
唐突に小さな手が一夏の耳にふれて……
「ちょっ!マジで力抜けるからやめてぇ!」
「ふにふに……」
「いい加減にしろエレン!」
一夏はエレンの手を掴もうとして咄嗟にやめた。
現在一夏の膂力は、箒が全力で気功術を行使しても余りある。
そんな手でこんな細い手を掴んだら折ってしまうかもしれない、そんな思考が一夏の脳内を走った。
エレンの手の数センチの位置にあった手を戻す。
「おねーちゃん。つまりこのまま続けてもいいって事だよね?」
「もう好きにしろよ…」
「リム!マドカ!いいってよ!」
残り二人まで一夏の下にすっ飛んできた。
「おい待て三人は駄目だろ!あっ、いやっ!待ってくれ!待ってお前ら!助けて暦さん!」
暦に助けを求める一夏だが…
「一夏君も満更じゃ無さそうだし、止めないでおこうかな」
「確かに気持ちいいけども!」
それ以上に恥ずかしいんだよ! と叫んだ。
「いっ君いっ君」
「なに!束さん!」
束はなにやらスプレーを持っていた。
ぷしゅっ! と液が噴射され、一夏の顔にかかる。
「あれ…? なんか…くら…くら…す…る…?」
「にゃおーん…ごろごろ…」
「あのー。束博士? 一夏君に何を
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