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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百十七話
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「ふしゃー!」
「ま、まぁまぁ。一夏君もこんなだしもうやめてあげろよエレンちゃん」
阿良々木家 リビング 13:27分。
姉や更識と別れた一夏は土産を渡そうと阿良々木家に来ていた。
なお、来ているのは一夏、円香、エレン、リムのロリショタと束(保護者)の五人だ。
更識は普通に帰ったし、千冬は記者会見で東京へ行き、アルシャーヴィン夫妻とモノクロームアバターはオフィスで警備計画を立案中。
結果としてこの五人だ。
阿良々木家に来ても自分を撫で回そうとするエレンに、一夏は暦の後ろに隠れて威嚇していた。
「所で一夏君。彼女は君の妹……って事でいいのか?」
暦が円香を見ながら尋ねた。
「うん」
円香の顔立ちは千冬とそっくり…というかほぼ同じだ。
まるでそう造られたかの如く。
まさしくそう造られたが故に。
「詳しくは……聞かないでおこうか…」
「助かるよ。それよか暦さん一人なの?」
一夏がと束がソファーに座り、暦も向かい側に座った。
一夏の尻尾がナチュラルに束の手に巻き付いたが暦はスルーした。
「育達は買い物だよ」
「あちゃ…しくったかな…。いや朗報か…?」
「何故?」
「だってこれ以上撫で回されるのやだし…」
「……じゃぁ何で出してるんだよ」
「姉さんがこっちの方がいいっていうから…」
なんだかんだ言って、一夏は身内に甘い。
「その目も猫の目?」
「いや、これは吸…」
一夏が黙りこんだ。
今の暦が怪異を知るのは早すぎる、特に吸血鬼に関しては…そう考えた一夏は瞳に関してはごまかす事にした。
「ちょっとドイツで拉致られておかしな薬打たれただけだよ」
「そんな落ち着いてられる事じゃないだろー!」
「実害ないもん」
「もんって…。いや、まぁ…」
暦が一夏の隣で尻尾を撫で回す束をチラと見て、言った。
「束博士が放ってるっていうならそうなんだろうけど…」
「んー?私がどうかしたのかいこー君?」
「いつの間にか渾名呼びだし…」
「いいんじゃない? 束さんから認識されてるだけマシだと思うけど?」
「失礼だなぁ、いっ君は。私だって人の名前くらい覚えてるよ」
「じゃぁ暦さんの妹の名前は?」
「カリンちゃんとツキヒちゃん」
「惜しい。片方間違ってます束博士」
「あれぇ〜?」
「まぁ、束さんが間違うのもわかるけど…」
「たしかに普通は『リン』って読むからなぁ…」
「えーと…カレン…で合ってるかい?」
「「正解」」
「私が言うのもおかしいけど、私達の周りって変わった名前の人多いよね…」
「千石とかな。普通『ナデシコ
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