暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2090話
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からパプア級が出発するまでの間、セイラの家では知る事が出来なかったジオン軍のあれこれを色々と聞かされるのだった。





「さて、じゃあ、そろそろ行動するか」

 パプア級が出発してから、2時間程。
 俺達がパプア級に乗り込んでから出発するまでにも1時間程あったので、既に3時間。
 宇宙なので夜とかそういうのは特に気にしなくてもいいのだが、取りあえず時間を確認すれば、そこに表示されているのは午後8時ちょっと前。
 ……何だかんだと、俺は今日この世界にきたばかりなんだが、今日1日で本当にどれだけ色々とあったのやら。
 それこそ、セイラは今日1日……いや、俺と会ってから数時間で建国を決め、実行に移し始めたのだ。
 建国ってその場のノリとか勢いでするようなものじゃないと思うんだけどな。
 もっとも、セイラの場合はニュータイプ能力でこの世界の未来――ニュクスのせいでかなり虫食い状態だったが――を見たり、俺の記憶を見てシャドウミラーがどのような存在で、これまでどのような事をしてきたのかを体験したので、その場のノリと勢いという言葉は相応しくないのだろうが。
 ともあれ、俺はその時間ラルからサイド7では分からなかったようなジオンについての情報や、この戦争に関しての話、MSというのはどのような兵器なのか……といった事を色々と詳しく説明して貰った。
 ただ、あくまでもその情報を得たのは全てが俺の方だけでしかない。
 一応シャドウミラーについてもう少し詳しい説明をしようか? とも尋ねたのだが、俺から話を聞いて変な先入観を持つより、自分の目でしっかりと見て判断をしたいと言われれば、それを否定するような真似は出来ない。
 ともあれ、そんな感じで2時間が経ち……

「よし、じゃあそろそろいいだろ。ズム・シティからも十分に離れたし、レーダーの類にも見つからない筈だ。……ミノフスキー粒子を撒いてる状態なら、そういうのはあまり気にしなくてもいいんだけどな」
「ミノフスキー粒子を散布するのは、基本的に戦闘が開始してからか、する直前だ。でなければ、敵が近づいてるかどうかも分からないだろう」

 そう言われればそうなのだが、俺達が行動するのにミノフスキー粒子が撒かれていると便利だったのは間違いない。
 それこそ、ズム・シティの周辺にミノフスキー粒子が撒かれているのが最善だったような気がする。
 いや、そうなるとレーダーの類にも色々と不具合を起こすのか。
 もっとも、もう終わった事だし、今はそこまで考えなくてもいいか。

「取りあえず移動するぞ。酒場の時みたいに、俺の周囲に集まれ」

 そう言うと、ラル、ハモン、コズンの3人は揃って俺の側までやってくる。
 タチの手引きで俺達をこの部屋に通した乗員は、次にこの部屋に来た時に俺達の姿がな
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