第一章
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欲さと知性が感じられる。着ている袈裟と僧衣は奇麗なものだ。
その彼にだ、銀は挨拶をし贈りものを差し出してだった。
寺の墓地に向かった、そしてある墓の前で立ち止まり住職にお経を詠んでもらってだった。
墓を奇麗にした、そうして線香や花を捧げて言った。
「今月も来たからな」
「はい、来られましたね」
「俺しかいないですからね」
銀は墓を見つつ住職に寂しい顔で話した。
「ここに来る奴は」
「甥の貴方だけですね」
「俺親は早いうちに事故で死んで」
銀は他の誰にも見せない顔になっていた、そのうえでの言葉だった。
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