暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第5章:幽世と魔導師
第164話「憑依」
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「『他の皆は変化があった時の対策を!』」

 優輝は再び剣に手を添えつつ、伝心で他の面子にそう伝えた。

「もっとだ……!」

〈“Drei(ドライ)”〉

「もっと重く!!」

〈“Vier(フィーア)”〉

 重量を増やす魔法をさらに強化し、三倍、四倍と重くしていく。

〈“F?nf(フンフ)”〉

「『っ、撃てるよ!』」

「『行けっ!!』」

 そして、五倍になった瞬間、なのはの準備が完了する。
 念話で撃つように指示すると同時に、優輝は転移魔法で剣の近くから離脱する。

「いっ、けぇええええええええ!!」

〈“Starlight Breaker(スターライトブレイカー)”〉

 そして、星をも打ち砕くかの如き、極光が放たれた。

「っ、これほど、なんて……!!」

 その極光は、瘴気越しからもわかるほどで、守護者すら戦慄させた。











   ―――そして、守護者のいる場所を、巨大な剣ごと極光が呑み込んだ。
















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