機動戦士ガンダム
2089話
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合い以外はハモンの歌を楽しみにしてくる奴も多いだろう。
であれば、それこそハモンがいない状況で店を開けるのは厳しい筈だった。
だが……ハモンはそんな俺の言葉に笑みを浮かべて口を開く。
「この人が行くのであれば、私も行きます」
一瞬も悩む様子がなく、ハモンはそう告げる。
そんなハモンの言葉に、ラルは唇の端を微かに曲げる。
「どうやら俺は、野暮な事を言ったらしいな」
「ええ」
俺の正体を知りながら、それでもこうして言ってくる辺り……度胸のある女なのは間違いない。
「分かった。なら、ハモンも一緒だな。ただ、これ以上人数は出来るだけ増えないようにしてくれ。何かあった時に、色々と面倒になるからな」
最悪の場合は俺が魔法を使ってラルとハモンを運んだりなんだりする必要もあるが、そうなった時に人数が多ければ守り切れなくなるという可能性も十分にある。
である以上、こっちとしては一緒に移動する者の数をなるべく少なく……それこそ、可能ならラルとハモンの2人だけにして貰うのが最善だった。
とはいえ、ラルやハモンだけでは色々と手が回らなかったりする可能性があるのを考えると、最低1人くらいは連れていくという事にもなるのか。
ともあれ、俺の言葉にラルとハモンの2人はしっかりと頷くのだった。
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