機動戦士ガンダム
2089話
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、そのクレイドルの中には海とかそういうのもあるから、人が住める場所はもっと狭くなるんだろうが」
ただ、北海道以上の広さを持つ都市艦だ。
当然のように、人口の許容範囲は極め大きい。……大きすぎる、と言ってもいいだろう。
月光館学園で習った北海道の人口は550万人だったか?
環境が厳しかったり、過疎化している部分も考えると、クレイドルの住人は1億人を余裕で突破出来る……と思う。
クレイドルだけじゃなく、そこから地下に向かって掘り進めて領地を広げていくしな。
寧ろこの場合の問題は、クレイドルが広すぎるということだろう。
将来的にはまだしも、国の樹立を宣言した当初は絶対に閑散としているのは間違いない。
ダイクン派や、ジオンの独立戦争にうんざりとしている者達を受け入れたところで、到底人数が足りないのは間違いないのだから。
もっとも、それはセイラを始めとした国のトップが考えればいいのかもしれないが。
「それは……」
俺の言葉が予想外だったのか、ラルもハモンも異論を口に出す事は出来ない。
普通であればそんな戯れ言と言い返したいところなのだろうが、俺の能力をその目で直接見てしまっている以上、嘘だとは言い切れないといったところか。
「まぁ、今のは1つのアイディアでしかない。本当にやるにしても、色々と検討する必要はあるだろうしな」
「……出来る、と考えていいのか?」
おう?
何だ? てっきりラルは反対するのかと思っていたが、ラルも俺の意見に意外と乗り気な様子なのか?
「出来るか出来ないかで言えば、問題なく出来る。……ただ、その辺はセイラやホワイトスターにいる俺の部下たる政治班の面々と要相談だな」
「……俺の、部下? そう言えば、シャドウミラーという国の代表だと言っていたか。その外見から考えると、考えにくいが」
「ああ、この外見か。なら……これでどうだ?」
指をパチンと鳴らすと、次の瞬間俺の姿は白炎に包まれ、10代半ばの身体から20代の身体に姿を変える。
……まぁ、20代で国の代表というのも、ちょっと苦しいが。
それでも10代半ばの姿よりは説得力があるだろう。
『なっ!?』
そして再び驚く、ラルとハモン。
「俺達シャドウミラーと付き合っていくのなら、この程度の事で驚いていては身体が保たないぞ」
再び指を鳴らし、10代半ばの姿に戻る。
「……アクセル。お前の本当の姿はどちらなのだ?」
「どっちと言われてもな。どっちも俺の本当の姿なのは間違いないぞ。ただ、年齢的にって意味なら20代の方だけど。ただ、色々と動く場合はこの10代半ばの方が動きやすいんだよな」
どの世界もそうだとは言えないが、大抵の原作の世界で主人公は10代半ば……中学生から高
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