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転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2089話
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当の意味で国として独立していけるかどうかは、国の代表……女王となるセイラや、それ以外の者達の技量に掛かっているんだろうが」

 国という形を整えることは、それ程難しくはない。
 勿論面倒な事は多々あるし、それこそ政治班の面々には色々と頑張って貰う必要はあるだろうが……それでも、俺たちであれば何とでもなるのだ。

「ああ、それとラルは勘違いしているようだから言っておくが、俺やセイラは別にコロニーを乗っ取ったりなんなりして国を作ろうなんて事は考えていないぞ」
「……何?」

 俺の言葉が余程意外だったのか、それとも単純に保護国という事に何かを思っていたのか、ラルは不思議そうな表情で俺に視線を向けてくる。

「それは、どういう意味だ? もしかして、地球で建国をすると?」
「違う。俺達には、都市艦という存在がある。まぁ、これは俺達シャドウミラーが作った物じゃなくて、他の世界で作った物を報酬として貰った訳だが……」

 考えてみれば、クレイドルを入手することになったウィンダミアの独立戦争は、複数の星を舞台にして行われた内乱だ。
 規模という意味では、それこそジオンの独立戦争よりも圧倒的に大規模と言えるだろう。

「ちょうど俺がこの世界に来る前に入手した奴があって、使い道がない都市艦がある。それは本来、とある世界で使われている移民船の実験艦で、その世界では移住可能な惑星を見つけたらその都市艦を水中に着水させて都市として使う訳だ。……そして普通なら水中に着水するように出来ているが、俺達が得た都市艦は大きすぎて水中に着水するの無理かもしれないと、地面に着地する事も可能になっている」

 まぁ、この辺りは話して聞かせても意味はない。
 一度ホワイトスターに連れていって、直接その辺りを説明する方がよさそうだな。
 セイラも俺の知識からホワイトスターは知ってるだろうが、それを実際に目にする必要はあるだろうし。

「で、その都市艦……クレイドルという名前なんだが、それを月のどこかに着陸させて、それを国家とする」
「……待て。都市艦というのはともかく、1つの街で国を名乗るのは、無理があるのではないか?」
「そうだな。けど、その都市艦はさっきも言った通り移民の為に使われる移民船の実験艦だ。重力装置で都市全体の重力も1Gでしっかりと設定されているし、湖や山、川、海なんてのも普通にある。……まぁ、そこに放つ動物とか魚とか植える植物とかはこっちの方で用意する必要があるんだが……ともあれ、そのクレイドルの広さは8万5千平方km。コロニー1基が800平方kmでその半分が採光用の窓だとすると、400平方km。つまり、コロニーのざっと200倍以上。そう考えれば、クレイドルの広さがどれだけのものなのかが想像出来るんじゃないか? ……もっとも今も言った通り
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