未来の君の言葉の真実は
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れはまだ知らなくていい。いずれわかることだから』
強敵であるはずの彼を相手にしなければならない状況で、なぜかその先があるような発言。ティオスはシリルを殺すことなど毛頭考えていなかった。しかし、その理由はなぜかは誰にもわからない。
「なんで俺はあいつに殺されないんだ?」
何かを知っているであろう目の前の少女に問いかける。すると、彼女は笑うのをやめ、真面目な顔でとんでもないことを発した。
「あなたがティオスの肉体だからよ、小さなドラゴンさん」
「へ?」
意味不明な彼女の発言に間抜けな声が出てしまったシリル。ヨザイネはその表情を見て、ニヤニヤしている。
「意味わかんないよ〜!!ティオスの肉体〜!?そんなわけないじゃん!!」
そう叫んだのは猫の姿から人の姿へと変化したセシリー。エクシードでありながら人として戦うこともできる彼女にヨザイネは目を見開いた。
「いいえ、これは紛れもない事実よ」
「そんなわけないよ〜!!だって・・・」
ガシッとシリルを抱き締めるセシリー。彼女は少年の頭に手を乗せる。
「シリルはこれ以上大きくならないもん!!」
「おめぇぶっ殺されてぇのか!!」
思わず身内である彼女にパンチを繰り出す。それだけ彼に取ってその言葉は屈辱で、気にしていることだったのだ。
「ふふっ、そうね。その子はそれ以上大きくならないわね」
「お前もぶちのめすぞ!!」
セシリーの発言に震えているヨザイネに激怒するシリル。セシリーはそれを懸命に押さえつけている。
「だってあなたはこれからティオスになる運命なんですもの。もうその体での成長は望めないのよ」
「ふざけんな!!俺はティオスになんかならねぇ!!」
見た感じ悪党の成れの果てのようなティオスに自身がなることなど想像できるはずがない。しかし、ヨザイネは先程の発言とは異なることを言ってきた。
「そうね。あなたはティオスにはなれないわね」
「え〜?」
「お前、さっきと言ってくること変わってるぞ?」
意味がわからず困惑しているシリルとセシリー。それに対し、ヨザイネは何と説明すればいいのかわからずにいる。
「なんて言えばいいのかしら、難しいわね」
しばしの沈黙。すると、考えが纏まらなかったヨザイネはタメ息をつき、背中から真っ白な翼を生やした。
「いいわ、別に。どうせあなたは私に負ける。それが運命なのだから」
まるで地上に降り立った天使のような神々しさを見せるヨザイネに一瞬ビクッとしてしまった。しかし、シリルはそれに臆することなくドラゴンフォースを解放する。
「俺はお前なんかに負けない。必ず勝ってみせる」
真剣な表情その物のシリル。厳しい顔つきで睨み合
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