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ベル・クラネルが魔剣使いなのは間違っているだろうか
6話
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む、長い上にあまり重い訳でもなさそうじゃ」
「あれって東の方にあるカタナだよね」
「ええ、そうね。きちんと鞘まで付いているわ」

幹部のそれぞれが興味を示していた。(ベートは舌打ちをしただけ)
ベルは姿勢を低くし抜刀の構えをとる。

「行くよ」

先に動いたのはアイズだった。素早くベルに近づき剣を振るう。風がベルを襲おうとするが…。

「ハアっ!」

ベルが抜刀するとアイズの魔法より強めの風が発生してアイズの風を打ち消し、剣を弾く。

「なら、これで…!!」
「くっ!」

いくら魔剣が強くとも元々のステイタスの差が縮まったわけではない。故にそれなり、反応速度等が違うのだ。

「やはり、レベルの差までは埋められないみたいだね」
「そうみたいですね」

フィンの言葉に近くにいたレフィーヤが同意していた。
剣撃が続くが一方的にアイズが攻めているだけでベルは守るのに精一杯だった。

「ならっ!」

ベルは一旦距離をとり、祢々切丸をしまう。

「させない!」
解放(アンロック) 散華扇!」

呼び出したのは二つの鉄扇だった。アイズの攻撃を片方の鉄扇でいなし、もう片方で斬りかかる。だが、それよりも周りはあることに驚いていた。それは鉄扇が振るわれる度に周りの植物たちが枯れていったのだ。

「なんやあれ!?周りの植物たちの命を吸いとっておるんか!?」

ロキはあまりにも驚いていた。不老不死である自分でもこのような現象を見るのは初めてだからだ。
段々とベルも守るだけではなく攻め始めた。

「中々、上手に…つかうね」
「アハハ、褒めてくれてありがとうございます」

戦いの最中でありながらお互い話せるだけの余裕はあるようだ。

「でも…そろそろ決着つけよ?」
「そう、ですね」

ベルは距離をとり再び魔剣をしまい新しいものを呼び出す。

解放(アンロック) …」
「リル・ラファーガっ!」

アイズが自身の最大の技を繰り出す。その衝撃で土煙が発生し、辺りの視界は悪くなった。

「純神アイギス×ピュア」

そこにたっていたのはアイズの一撃必殺の技を受けながらも無傷でたっているベルの姿だった。
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