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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica16-B犯罪者狩り〜Hammer vs Axt〜
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いた後、十数mと吹っ飛んだ。

「アイゼン、カートリッジロード! コメートフリーゲン!」

≪Explosion. Kometfliegen≫

シュワルベフリーゲンのサイズより二回りほどデカい物質弾に魔力を付加して、「おらぁっ!」バレーのスパイクみたく“アイゼン”でぶっ叩いて打ち放って、あたしも続いてまた仮面持ちへと突っ込む。

「ボースハフトアクスト!」

電撃を帯びた左の斧を物質弾に投擲した仮面持ち。2つはあたしとアイツの狭間でぶつかって爆発を起こして、勢いを保ったままの斧が黒煙から飛び出してきた。あたしはソイツを躱して、そのままアイツの元へとたどり着く。

「「ギガント・・・!」」

あたしは“アイゼン”を振りかぶり、仮面持ちは右の斧の片刃にとんでもなくデカい電撃の魔力刃を付加。こりゃ気合を入れてかねぇとな。

「ハンマァァァァーーーーッ!!」

「シュピールッ!!」

ドガンと激突した“アイゼン”と電撃刃。派手な魔力爆発が起きて、目の前が真っ白になる。そんな中で「くそ・・・!」あたしは、仮面持ちの一撃に踏ん張りきれずに吹っ飛ばされちまった。宙を舞う中、風切り音がこっちに近付いてるのに気付いた。

(もう片方の斧が戻ってきたのか・・・!?)

深く考える前に飛行魔法で急上昇。直後、視界の端にブォンと通り過ぎてく斧が映った。気付けて良かったって安堵して、体勢を立て直したところで、「すまんな!」って仮面持ちがいきなり謝った。

「時間切れのようだ! 私はこれにて失礼させてもらうぞ!」

――トランスファーゲート――

「んな!?」

仮面持ちの背後の空間が歪んで、アイツは斧をキャッチしてすぐにその歪みの中に消えちまった。ここまでやって確保できなかったのは、完全にあたしの問題だ。“アイゼン”をハンマーフォルムに戻しながら「くそっ!」悪態を吐いた。

「こちら2班のヴィータ。ヴィオラ班長、班員各位、状況はどうか?」

『こちらヴィオラ。残念ながら狙撃手を逃がしてしまった』

班長からはティーダ・ランスターを取り逃したこと、班員からは避難させた主任たち、ティーダに狙撃された開発棟の居た技術者の避難の完了や、狙撃された技術者の死亡確認などの報告が入った。

「第5班。そちらはどうか?」

なのは達の班へと通信を繋げる。すると『こちら5班。狙撃手1名を確保』って、5班の班員から返答があった。班長が『お手柄です!』って称えるけど、モニター越しから漂ってくる5班の空気がなんか重い・・・。

『ありえない・・・こんなの・・・』

「なの――高町班長・・・?」

うわ言のように、ありえない、を繰り返すなのは。映ってる映像が変わって、モニターに映りこんだ仮面持ちを見たあたしは、「
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