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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica16-B犯罪者狩り〜Hammer vs Axt〜
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まずはヴィオラ班長がリーチを活かした“レーベンゲブリュル”による刺突攻撃を繰り出す。仮面持ちは体の向きを正面から横へ変えるだけで回避した。が、「おらぁぁぁッ!」あたしがそこに“アイゼン”を振り払った。アイツは両手の両刃斧の腹を盾代わりにして、あたしの一撃を防御したが、「むっ・・・!」踏ん張りきれずに十数mと吹っ飛ばされた。
『こちら高町! 狙撃手は5班が担当します! そちらの仮面持ちはお願いします!』
なのは達が狙撃手の居た開発棟の屋上へ向かって飛んでくのを一瞬だけ見届けた後、着地し終えたばかりの仮面持ちへ向かってあたしと班長が突っ込もうとした時、仮面持ちが左手に持ってる斧を、なのは達が向かってる開発棟とは別の建物へと指した。
「なんの真似――」
――スナイプレールガンVersion 2.0――
それと同時に指されてた建物から爆発が起こって、遅れて別の轟音が鳴った。こいつは「レールガン!?」に違いない。どこから撃たれたのか判らないってことは、なのは達の追ってる狙撃手とはまた別のところからだ。
「今回、我々が裁いたのは、管理外世界ばかりを狙って強姦事件を繰り返していた集団の一員だ。そこに転がっている男と、今しがた死罰を下した男の2人は、20人に上る女性を犯した。女性の尊厳を踏みにじる、最低最悪な行為である。ちなみに、八神はやて二等陸佐、高町なのは一等空尉、アリサ・バニングス一等陸尉、月村すずか技術主任、彼女らの出身世界である地球でも悪事を働いている」
確かにそりゃ裁かれて当然なクズ共だが、「・・・っ! だ、だからって――」殺して良いわけじゃねぇ。捕まえて、裁判して、正当な罰を与えて、償わせる。それが人間社会ってもんだろ。
「ヴィオラ班長。コイツ、あたしに任せてくれませんか?」
「・・・単独でいける?」
「問題なしです!」
班長の確認にそう応じたあたしに、班長は「では任せる!」って間髪入れずに言って別の狙撃手、レールガンを使ったことからティーダ・ランスターの元へと飛び立ってった。仮面持ちはやれやれっていう風に首を振ったかと思えば、「まぁ良い機会だ。いずれ闘うかもしれない戦力とは、一度刃を交えておこう」って、右手の両刃斧を肩に担いで、左手の両刃斧を前に突き出すような構えを取った。
「逃げないでくれて助かったぜ、仮面持ち」
「これも幹部としての勤めだ。我われ最後の大隊を壊滅すべく動く名のある局員や騎士との戦闘は、おのずと幹部となるだろう。ならば、今のうちに貴君の実力を推し量るのも悪くない、という話だ」
「ハッ! 後悔させてやんよ!」
互いに足元にベルカ魔法陣を展開。あたしは赤、奴は浅黄色。手元に魔力を付加した物質弾を5発と展開したあたしは、「ブリッツ・ギヨティーネ」って両手
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